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リノベーションはライフスタイルを向上させる
リノベーションはライフスタイルを向上させることができます。
キッチン、バスルーム、リビングスペース全体の更新を検討している場合はぜひリノベーションという手法について知って頂く事で様々な選択肢が増えることかと思います。
私達はその選択肢を広げるために情報を発信しています。
【▼リノベーションを考えているかたはこちらも要確認!】
▼リノベーションの費用・断熱・耐震 大事なポイントはこちらから
▼リノベーションとリフォームや新築建替えを徹底比較!はこちらから
【▼断熱・耐震・費用についてさらに深堀した記事はこちら】
▽当社ショールーム。新潟市東区
新潟市でもリノベーションやフルリノベーションができます
当社こと自然派ライフ住宅設計㈱が全国の工務店やお客様へセミナーをしてきた中でも、特に伝えたい事を厳選して書き出していき、せっかく持ち家を持っている方やこれから中古物件を購入される方へ、リノベーションやフルリノベーションという選択肢を検討できるように情報をまとめていきます。
現在、新潟市でも持ち家や中古物件を購入して、リノベーションやフルリノベーションを行う方法が知られてきたと実感しています。
ですが、新潟市ではリノベーションという選択をお客様が選ぶことができるようにするための住宅会社からの情報発信がまだ薄いようにも感じています。
当社は都内のお家をリノベーションするための設計も行いますので、発信力の違いから地域柄の情報浸透の違いを感じました。
ぜひご参考になればうれしく思います。
戸建てフルリノベーションするための条件と検討されている方のお悩み
大前提として、戸建てのリノベーションやフルリノベーションはどういった場合に可能でしょうか?
また、どういった場合に検討されているでしょうか?
ここでは具体的な実際の例を結論として定義してみていきましょう。
大前提の条件3つ
- 現在持ち家を持っている
- 身内が持ち家を所有している
- 中古物件を所有しようと考えている
実際に検討している方のお悩み
- 間取りが窮屈・余分すぎる等の間取りからくるお悩みを持つ方
- 寒い、暑いなどの断熱性能からくるお悩みを持つ方
- 耐久性が心配等の耐震・制震性能からくるお悩みを持つ方
- 建て替えができない地域等の制限からくるお悩みを持つ方
- 新築や建て替えではコストが心配な費用面でお悩みを持つ方
- お風呂やキッチンの老朽化等、水廻りの住宅設備にお悩みを持つ方
- 築年数が重なり内装や外装など全体的な老朽化から見た目やメンテナンスにお悩みを持つ方
- ご家族の気持ちを大事にされている持ち家を壊すことに抵抗があるお悩みを持つ方
実際にフルリノベーション・リノベーションをされた方の感想
新潟市の木造2階建 築40年で約40坪の性能向上リノベーション
直したい部分が多くなり、お家のお悩みをピンポイントで修繕していくよりも、まとめて解決する方がトータルコストを抑える事ができました!
最初は建て替えを検討しておりましたが、調べていくうちに持ち家を持っているメリットを最大限生かした方法がある事を知り、悩み事を解決しながらもコストを抑え、何社か比較した後にリノベーションのプランを選びました。
お家を引き継いだことがきっかけとなり県外から移り住むこととなりましたが、やはり古い家のため不安に感じる部分が多数。
建て替えかリノベーションのご検討ということでご相談いただきました。
一番の不安はやはり、断熱性能と耐震性能でした。
その中で、建て替えかリノベーションかというところから相談いただきましたが、昨今の解体費用や昨今の木材高騰のことも考え、リノベーションでのご提案といたしました。
弊社も含め何社かに相談に行ったそうですが、他にない大規模な間取り変更や性能向上によるリノベーションプランを気に入っていただきご依頼いただきました。
リノベーションとはなにか?なぜ選ばれる?
そもそも、リノベーションとはなんでしょうか?
基本的には現在お家を所有、中古物件を購入される方が建物を芯から直す、というのがリノベーションです。
既存の建物を一度、【*柱や屋根だけが残る状態】にし、お家の中身(断熱や耐震)から外装までを直す、大がかりなリフォームというイメージです。
▼*柱や屋根だけ残した状態
リフォームと比べると規模が大きくなりますが、新築建替えよりも規模が小さくなります。
つまり、規模と比例してコストもかかりますので、リノベーションはリフォームと新築住宅の間の金額帯ということです。
リノベーションとは既存建物がある場合に、コストパフォーマンスに優れた新築同様に自由度のあるお家造りができる手法ということです。
なので、昨今選択していただけれる手法となってきています。
せっかく土地とお家を持っているのに壊すのはもったいないことです。
おそらくフルリノベーションをおこなっていない工務店やメーカー様に相談すると、現状をいじるよりも建替えたほうが良いよ、という答えが返ってきます。
当社にご来訪されるお客様が皆様がそういった話になったと仰っております。
これは、お客様のご要望によりそういった流れになるパターンと、現状を新調するよりもお家を壊して一からやり直した方が作る側が簡単というパターンがあります。
もし後者であればフルリノベーションにも当然メリットがありますので、ぜひ参考にしてください。
リノベーションではなにができる?
次に、具体的にできることを説明していきます。
リノベーションで可能なことは、既存建物の①性能を大きく向上させることができるので地震に強くさらに温かく涼しいお家へ変貌させ、さらに水廻りを含めた②間取りを大きく変更しながら、お家の柱など③構造躯体の腐朽した部分や歪みを修繕できます。
①リノベーションで可能な事:性能向上
築年数の経ったお家は、その当時のお家造りのやり方で建っています。
当然その当時の材料を使っていますね。
さらに、昔のお家に求められた耐震性能や断熱性能の水準と現在の水準は大きくかわります。
リノベーションでは築年数の経った建物を、ローコスト住宅を新築するよりも安い金額帯で生活して実感できるクラスのより高い現代の性能水準にもっていくことができます。
②リノベーションで可能な事:間取りの大幅変更
①で説明した性能と同じく、お家の間取りは年々変わってきています。
昔は冠婚葬祭を自身のお家で行うことなどがあり、お家にお客様を呼ぶ部屋が必要でした。
なので、今では少なくなってきている和室が数部屋ありました。
当然いまではこういった習慣はないわけですから、余った部屋となっているわけです。
リノベーションでは、余った部屋を再活用し空間を広げることで、生活が豊かになり熱効率などの経済的にもメリットがあります。
さらに、家事動線も最大限活かすことができるため、日々の生活も楽になります。
また、皆さんがリノベ―ションにおいて心配されているのが水廻りですが、新築とは違い水廻りの変更ができないと考える方がおおいです。
ですが、心配する必要はなく、リノベーションでも水廻りの位置が変えられます。
お風呂、洗面脱衣室、トイレに至るまで、基本の使い勝手を考えた上で抑えた上で移動することができます。
③リノベーションで可能な事:構造躯体の腐朽確認、歪み修正
リノベーションではリフォームと違い、柱などの構造躯体に対して経年劣化で起こる歪みなどの修正が可能です。
また、水廻りの床下に隠れている土台材や、壁の中に隠れている柱材などの腐れや虫食いなども確認することができるので一度に直すことができます。
実はお家に住んでいると中々気付かないものです。
これらを一度に直すことは、リフォームではない強みです。
リノベーションは3つの重要な事を抑える。
お家をフルリノベーションやリノベーションすることを考えている方や、この手法について詳しく知らない方、不安がある方へお伝えしたい事は3つあります。
それぞれ3つと、これについて詳しく説明した記事から是非ご確認ください。
▼費用・断熱・耐震の大事なことを更に詳しくまとめた記事はこちら
費用相場について
まず初めに予算規模や費用相場を知らなければ始まりません。
それと合わせて、なぜ新築よりも選ばれているのか?坪何十万~の中にいくら含まれるのか?等知るべきことがたくさんあります。
具体的なポイント
40坪の木造住宅を性能を向上させて新築同様にするフルリノベーションの場合、トータルコストは1500万~2000万程、こだわりと規模が大きくなると3000万程に落ち着くことが多いです。
■フルリノベーションやリノベーションの費用相場について役立つ知識
断熱性能について
フルリノベーションやリノベーションは、リフォーム+αというイメージです。
このαはお家の性能の事を指します。
つまり、お家の温かさや涼しさのことです。
これらは【等級】という形でいわゆるグレードが定められています。
断熱性能の等級は実際の体感温度から、耐震性能なら決められた震度に対してどれくらいの強さか?が想定されています。
これらにある程度希望する等級があると予算の明確になっていきます。
また、これらを知る事でご自身たちにどこまで必要か?検討することができますので、結果的に必要なことがわかります。
具体的なポイント
当社はG2~G3をご提案しています。
新潟においてのG1:概ね10℃を下回ることがない断熱性能
新潟においてのG2:概ね13℃を下回ることがない断熱性能
コストの目安はG1性能に+100万~新潟においてのG3:概ね15℃を下回ることがない断熱性能
コストの目安はG2性能に+200万~
耐震性能について
耐震性能についても断熱性能と同様にリノベーションで向上させることができます。
そして、重要な要素の一つです。
同じく【等級】という形でいわゆるグレードが定められます。
具体的なポイント
当社は耐震等級2相当をご提案します。
耐震等級1:100年に一度起こるであろう震度6強から震度7相当に対して建物が「崩壊しない」強度設計
耐震等級2:100年に一度起こるであろう震度6強から震度7相当に対して建物が「ある程度の補修を行う事でその後もお家が維持できる」強度設計
耐震等級3:150年に一度起こるであろう大地震に対して建物が「崩壊しない」強度設計
リノベーションの工事の流れ
フルリノベーションやリノベーションになんとなく不安を感じる方が多いです。
なぜなら、この工事の流れが新築と違うため、何ができるかイメージがわからないのです。
フルリノベーションやリノベーションは、お家の新築工事とは別の流れになります。
業界の方でもこの手法を実践していない人なら、詳しくわからない方も多いです。
それを、webで調べただけでは中々理解しきることは難しいでしょう。
ぜひ実際の写真をのせていますので、ご参考にしてください。
▼新潟市の戸建て性能向上フルリノベーションの流れ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ 工事前準備について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ① 解体工事から木工事へ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ② 木工事に入る前の調整について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ③ 木工事の床や壁下地と床断熱について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ④ 木工事と壁断熱吹付について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑤ 木工事と外負荷断熱施工について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑥ 木工事の床仕上げと外壁漆喰塗り
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑦ 木工事完了と外壁仕上げについて
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑧ 内部仕上工事~完成へ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑨ 完成とビフォーアフター
リノベーションには種類がある
リノベーションと言われている手法には選択肢が種類があります。
ただし、新築住宅のように、木造や鉄骨造など構造による違いなどとは違います。
リノベーションの手法は、どれだけ建物が劣化しているか?手を加えたい部分がどこか?によって選択するやり方がかわります。
ここでは、これらをみていきましょう。
▼住宅のリノベーションの種類について詳しくはこちらをクリック
見た目の改装(フルリフォーム)
お家全体の見た目をよくする目的の工事です。
クロス張替えや外壁張替などがあげられます。
一般的にはフルリフォームといいますが、これらもリノベーションと認識する方も多いです。
お家の内部を変えるリノベーション
お家の中の壁や床、天井を剥がして骨だけの状態にしているため、断熱工事や耐震補強をすることができます。
そのため、お家全体の性能を向上させつつ、室内の見た目が一新します。
お家の外部を変えるリノベーション
かなりレアケースとはなりますが、外部だけをやり替える工事もあります。
外壁工事に加えて、外周部分の壁断熱材を補填したい際に行われる工事です。
かなりピンポイントな工事ですので、あまり該当する方はいないかと思いますが、例として挙げておきます。
お家の内部とサッシを交換するリノベーション
お家の内部と性能を一新し、さらにサッシを交換するやり方です。
サッシを交換するために、一部外壁を剥がす必要があります。
ですが、外壁は一度剥がしたものを再度施工することはできないのが基本です。
そのため、サッシを交換するためにすべて外壁を剥がすと金額が一気に上がりますので、こういった手法をとります。
内部と外部(サッシ含む)も変えるリノベーション
これは内部も外部の外壁や屋根などもやり替えるリノベーションとなります。
つまり、お家の使えるところ以外をすべてやり直す工事になります。
そのため、ある程度築年数が古く、さらにメンテナンスがされていないお家で行う工事です。
また、金額が大きく膨らみますが、外壁をやり替えるということは一つのポイントになるのですが、張替えの際にサッシを入れ替えではなく、交換となるため、サッシの位置を大きく変えることができます。なので、間取りの自由度が最も高い手法です。
中古物件をリノベーションする
既存の建物が無い場合でリノベーションをする場合、中古物件を購入してリノベーションするという手法があります。
ですが、中古物件の選択や付随する土地購入への知識、かかる費用や注意点がたくさんあります。
ここではポイントをまとめていきますので、是非参考にしてください。
建物の築年数によりリノベーションの費用も変わる
築年数により手を加えなければならない部分が変わります。
そのため、リノベーションをした際にかかる費用も大きくなります。
ただし、築年数が古いお家は当然購入時の金額が安くなります。
このトータルコストを意識していくことが重要です。
築年数が15年以降の建物にかかる費用をまとめていきます。
*築年数15年以下はまだ劣化が激しくないと考えられるため。
▼中古物件の費用や注意点ついてさらに詳しい解説はこちらから。
築年数15~30年程度の中古物件
リノベーション工事費用は500万~1500万前後と考えられます。
この年数の建物では、外壁と屋根はそのままに内部のやり替えを検討されることが考えられます。
築30年~40年程度の中古物件
リノベーション工事費用は1500~3000万程度と考えられます。
この年数の建物では、外壁を剥いで内外部のやり替えが検討されます。
屋根の材質や劣化具合により、金額が大きく変動するため、金額帯の幅が大きくなります。
築40年以上の中古物件
令和4年において40年前の建物には旧耐震基準という、古い基準の建物のつくりが適応されています。
現在は新耐震基準に切り替わりましたが、旧耐震基準との違いとして、基礎の中に鉄筋がはいっていない等があり、この補強等では金額帯がさらにかさんでいきます。
そのため、金額帯は2000万前後からの工事となることが予想できます。
あくまでもメンテナンスがなされていない場合ですが、概ね金額帯が膨らむことが予想できます。
中古物件を選ぶ際の確認ポイント
中古物件を選ぶ際には購入する際の注意点や購入する前の確認ポイントが数多くあります。
購入前の土地・建物確認ポイント
物件を選ぶということは土地を選ぶと言うことになりますね。
そのため、これらは大変慎重に行う必要があり、皆様難航されています。
ぜひ、下の記事から物件選びにおける、土地・建物の確認ポイントをご確認ください。
▼中古物件購入における土地・建物の確認するポイントはこちらから
中古物件を購入する際の注意点
物件購入の際にリノベーション前提であれば、ぜひ相談先の会社様にも物件の下見に同行して頂くことができるか確認してみてください。
様々な金額のトリックが隠されていますが、それに気づくことは難しいかもしれません。
そのため、プロの意見を聞いておくのも重要です。
中古物件購入の際にリノベーションには避けたい住宅
中にはリノベーションに向かない物件もあります。
これをみていきましょう。
メンテナンス履歴がわからない物件
お家というものは購入したり、新築、リノベーションのどれらも年数がたてば劣化します。
つまり、メンテナンスが必要になります。
そのため、どの部分をいつ直したかがわかればいつ頃いくらくらいかかるか検討を建てることができません。
さらに言いますと、外壁や屋根のメンテナンス履歴は非常に重要です。
これはお家の中でも特にお金がかかるメンテナンスの為です。
外壁は10~20年ごとに、屋根は20~30年ごとに、張替えや葺き替えが推奨されています。
海辺の地域などはより短いスパンになるでしょう。
もしわからない場合は、プロに見てもらい判断してもらいましょう。
水廻りのトラブルがある物件
これには種類があり、まずは給排水器具の水漏れになります。
たとえば、床下の見えない部分で排水管にトラブルがある場合、これらのやり直しが必要になります。リノベーションの場合は、あらかじめこれらを最初に見ておくのが基本なのであまり心配はいりません。
ただし、屋根や外壁のメンテナンスがされておらずに雨漏れがあった物件や結露がひどい物件は少し危険です。
現状復旧していたとしても、もともと水のトラブルがあった場合、見えない壁の中で柱や土台が腐朽している場合があります。
一番怖いのは屋根下地の腐朽です。
屋根下地を直すには屋根の板金や瓦を剥がす必要があったり、葺き直す必要があるため、ひじょうに金額が膨らみます。
築年数が50年以上の物件
築年数が40~50年以上の物件のリノベーションにおいては、耐震基準の法律の切替タイミングということもあり、同じ木造でも造りが違うことがあります。
また、築年数が浅い物件とくらべ、基礎に鉄筋がはいっていない等の違いがあるため難易度があがります。
ただし、リノベーションできないわけではありません。
当社の自然派ライフ住宅設計㈱では築100年以上の物件リノベーションの実績もあります。
リノベーションに向いている物件
ここまでは向いていない物件を紹介してきましたが、ここからは向いている物件をご紹介します。
また、ここまでの向いていない項目でしたが、これらは反対に該当しない事が向いているということになります。
ですので、ここからはこれら以外のものをご紹介します。
あまり手を加えていない(増築していない)住宅
中古物件を購入してリノベーションする際に、見て頂きたいポイントでもありますが、該当する住宅が何度も増築されているような物件はさけたいですね。
もちろん面積が過剰に大きくなりすぎてしまうことで、減築する費用がかさんでしまう事があげられますが、なによりも、建物の形状が複雑になることにより、雨仕舞(雨の侵入を防ぐ造作)が複雑になり完璧な状態にはならないことがあります。
また、前項の(向いていない住宅)メンテナンスがされている方が良いという部分と少し矛盾が生じますが、最近クロスの張替えや建具の新設がされているような物件は避けたいです。なぜなら、その工事金額分が物件購入時に上乗せされるためです。
ですが、リノベーションが前提で購入する場合、その見た目の改装については無駄になります。
確認申請書類がある住宅
確認申請とは、お家が初めて建った時に、それぞれの地域の自治体(役所)に対して、建築主が建物を建てることを予め申請する事です。
確認申請を行い、どういった建物なのか、どこに建てるのかを確認してもらい、okがでたら初めて建築に入れます。
また、建築後に当初申請した建物が申請通りになっているかを確認するため、完了検査というものを行います。okがでたら完了検査済証が発行されます。
この完了検査済証をもって、確認申請がされている物件だと確認できるわけです。
もし、中古物件を購入する際は、当時のこの完了検査済証がある物件がこのましいです。
なぜならば、これが紛失したばあい、違法建築ではない証拠がなくなってしまうためです。
これがないとローンの申請に影響しますので、必ず確認しましょう。
この済証は再発行ができませんが、済証を過去に発行している、という書面が自治体で発行できることがあるようですので、詳しくは自治体に確認してみてください。
▼リノベーションに向いている、向いていない構造躯体について詳しくはこちら
リノベーションが向いているケースとは?
リノベーションが向いている方、一つの選択肢として考えた方が良い方はこれらにあてはまる方だと考えられます。
- 大幅な間取り変更がしたい│居室や水廻り等
- 断熱補強を一緒に行いたい
- 耐震補強を一緒に行いたい
- リフォームするべき箇所が多い
- 持ち家を持っている方が新築・建て替え検討中にコストで悩んでいる場合
もし一つでもあるなら、ぜひリノベーションも検討しても良いでしょう。
これらの5つの項目は、リフォームとして考えるならば出来上がりが中途半端になる可能性があり、新築や建て替えで考えるならばコスト面でリノベーションよりも不利になってきます。
リノベーションをリフォームや新築建替えと徹底比較!
やはり他の手法と比較して、自分がどれにあてはまるかを見極めることが重要です。
ここではそれぞれのメリット・デメリットやできることの違いを比較していきます。
リノベーションとリフォームの比較
そもそもどのようなものなのかを比較しましょう。
リノベーションはマイナス状態をプラス状態に引き上げる工事です。
対してリフォームはマイナスをもともとの状態つまり0に戻す工事です。
コストについては、リノベーションでは1000万~2500万程度
リフォームについては、一箇所につき5万~500万と当然幅があります。
これらのさらに詳しい比較とメリットとデメリットの比較についてはこちらの記事から
▼リノベーションvsリフォームの徹底比較!
リノベーションと新築建替えを比較
前項にもあるとおり、リノベーションはマイナス状態をプラス状態に引き上げる工事です。
新築建替え工事とは、既存住宅や中古物件をすべて解体してしまい一からやり直す工事です。
実はリノベーションや新築建替え工事について検討しているかたは、お互いどちらにするか悩むことになります。
コストについて、ここでは同じ2500万程度の建物に工事した際にどうなるか?で比較します。
まず、新築建替え工事において2500万程度となると、リノベーションとは違い税金や外構工事費用などの付帯工事、解体工事費用などが大きく変わります。
そのため、建物には1800万程度しかコストを割けないでしょう。
対してリノベーションについては同じ2500万でもそのほとんどを建物に割くことができます。
ここが非常に重要です。
これらを理解された方はリノベーションを選択されています。
これらのさらに詳しい比較とメリットとデメリットの比較についてはこちらの記事から
▼リノベーションvs新築建替えの徹底比較!
既存住宅のリフォーム・建て替え
予算上限を2000万で工事した場合
リノベーション、リフォーム、新築建替えを各項目で比較しました。
工事規模
リフォーム<リノベーション<建て替え
工事規模については、リフォームよりもリノベーションの方が規模が大きいです。
さらに、リノベーションよりも新築建替えの方が規模が大きくなります。
建築本体工事費用
リフォーム<リノベーション=建て替え
建築本体工事費用とは、解体費や付帯工事費などを入れない場合で建物に対しての費用です。
リフォームよりもリノベーションの方が金額帯が大きくなります。
ただし、この本体工事費についてはリノベーションと新築建替えはおおよそ同じ金額帯となります。
性能の向上
リフォーム<建替え<リノベーション
ここが非常に重要なのですが、同じ金額帯となると、新築建替えよりもリノベーションの方が、断熱性能や耐震性能が向上する傾向にあります。
つまりまとめますと、リノベーションはコストパフォーマンスが高いということになります。
前述から性能の向上を目的とするならばリノベーション工事がオススメです。
ぜひ選択肢の一つに取り入れてみて頂ければと思います。
リノベーションができないケースとは?
実はリノベーションがそもそもできないことがあります。
どういったケースでしょうか?
2階の増築をしたいケース
昨今で平屋の建物で2階自体増築しているお家をみたことがあるでしょうか?
現在の規制では、物理的には可能ですが現実的に難しい状態にあります。
なぜなら、2階を増築する場合は基礎の鉄筋がどのようになっているかを確認する必要があり、その状況を含めて役所に提出し確認申請を行う必要があります。
ただし、基礎の鉄筋を後から確認すること難しいです。
そのため、平屋に2階をつくることが難しいのです。
型式認定されたお家
型式認定されたお家はリノベーションができません。
型式認定とは、お家の間取りを決めて大量に売るために計画されている企画型住宅のようなものです。
そのなかで、これらはその企画化された計画を一つの形として建築基準法による審査を受けています。
つまり、その決められた形を崩すと型式認定された形が崩れます。
なので、リノベーションが難しいことに繋がります。
プレハブ工法、2×4工法等
2×4工法やプレハブ工法といった工法にも同じことが言えます。
これらの工法は柱や梁などの構造躯体によって力を支えているのではなく、壁自体が力を支えている仕組みです。
そのため、壁を壊してしまう間取り変更や断熱・耐震措置が難しくなりますので、大がかりなリフォームやリノベーションが難しくなります。
▼リノベーションできない構造についてさらに詳しくこちらをクリック
リノベーションの予めおさえておくべき注意点
リノベーションについて予め知っておくと後々失敗しないことをお伝えしていきます。
構造の制約があること
前項のリノベーションできない建物でも触れましたが、2×4工法やプレハブ工法といわれている壁式構造についてはリノベーションが難しいです。
これらは、リノベーションではなく、建替えや新築といった流れになってくるでしょう。
後々後悔しないように抑えておきましょう。
法律による制約があること
防火地域や準防火地域においては一定基準以上の耐火性能を順守する必要があり、リノベーションにおいても費用が高くなる傾向です。
都市計画上による区分によって、土地の建蔽率や容積率に決められた制限があります。
これらを超えてリノベーションの増築は行えません。
ぜひプロに相談してみてください。
▼リノベーションの構造や法律による制約について詳しくはこちら
工事期間の長さについて
リノベーションにおいて皆様はリフォームの延長上というというイメージがあるようで、実際の工期を確認したときに驚かれます。
ここではポイントを抑えていきます。
新築工事よりも工事期間が長くなることがある
リノベーション工事では、もともとあるお家を解体するところから始めます。
そのため、更地にお家を建てるよりも解体工事をする約1ヵ月分が長くなります。
その他にも、構造躯体の補強やもともとの建物の歪みを直す期間の約2週間分ぐらいが工事の期間が長くなる要素ですね。
更地への新築工事だと2~3ヵ月ですが、3~4カ月かかるイメージです。
これを基準に建物規模により変わっていくようになります。
仮住まいのコストを忘れない
工事期間においては、基本的にお家には住めません。
そのため、アパート等に引っ越すことになります。
つまり、敷金礼金、引っ越し代、不要物の撤去費など様々変わってきます。
これは新築工事でも同じことですが、これらも含めた費用を予めお家の予算と一緒に考えておくことが非常に重要ですね。
工事終了までに追加費用がでる理由
リノベーションをするにあたり、お見積り書を作成しいざ工事開始と言っても思いのほか工事終了後に金額がかさんでいるものです。
基本的にお家造りをするにあたり工事進行中にあれもこれもとやりたくなるものです。
ここではそういった後から費用がかさんでいるポイントをあげていきます。
気軽にお願いした追加工事が予想以上にお金がかかった
気軽にお願いした追加工事において金額も確認せずに現場で直接大工さんにお願いするケースが多々あります。
これが、その場で進んでしまうと後から金額がでたときに驚いてしまいます。
現場の職人さんに直接お願いするのはやめましょう。
焦って契約して契約前の見積もり段階で要望をすべて伝えられなかった
契約することに急ぎすぎてしまい、契約前の見積書の調整時に要望を伝えられていないと、工事中に金額がどんどん上がっていってしまいます。
また、工事がある程度進行した段階だと、同じ追加工事でもやり直しをする部分がでてきてしまったりするので、更にお金がかかります。
みえないところに重大な欠陥がでてきた
壁を剥いだら柱がシロアリに食べられていた。。。
こういったケースは柱を入れ替える必要がありますね。
そこで追加の費用がかかるケースがあるようです。
当社ではこういった場合にどうするのか?を予め決めておきますので追加の費用が思いのほかかかることは考えられません。
相談先の会社にも確認したほうが良いと思います。
▼新潟のリノベーション│予め知りたいリノベの注意点についてはこちら
避けたいリノベーションの失敗例
お家を自分の思い通りに完璧に建てるには3回はお家造りをしないといけないといわれています。
つまり、なにごとも失敗もつきもの。。
ですが、極力100%に近づけるためには、事前の準備と初期段階でのプロの介入が必要です。
リノベーションの失敗には大きく分けて4種類あると考えられます。
それらをみていきます。
▼より詳しい失敗例とその事前対策方法をまとめた記事はこちらをクリック
費用による失敗
余計なお金がかかったり、ローン計画が変わってしまうのが費用による失敗です。
当初予算から大きく超過してしまうなどもありますね。
中古物件購入にまつわる失敗
中古物件の選択をあやまってしまい、不要な工事が発生したり、その費用がかさみすぎてリノベーションが現実的ではなくなったケースもあります。
▼中古物件購入による失敗例と対策について詳しくはこちらをクリック
間取り上の失敗
間取りの計画の際には、ポイントごとに考慮するのではなく全体を通して考える必要があります。
そのため、プロとの打ち合わせが非常に重要だと思いますね。
具体的には採光や通風がもともとのお家よりも極端に悪くなってしまう。
それにより、湿気や悪い空気がたまってしまうこと。などがあげられます。
選択した会社の失敗
営業の雰囲気と人柄がよいから決めた。など特に注意が必要です。
実際にどういったお家を建てているのかよく調べた上で相談先を決めた方がよいでしょう。
▼会社選びによる失敗例と対策について詳しくはこちらをクリック
リノベーションの間取りのポイント
リノベーションでは間取りの変更が可能です。
また、お客様にも大事にしてほしいポイントです。
水廻りを含めてもともとのお家の空間を有効に活用することができるため、リノベーションにおいても間取りの検討は非常に重要です。
特に考慮してほしいポイントはこれらです。
- 空間のゆとり
- LDKの考え方
- キッチン・洗濯・物干し場の動線
- 用途分けを行う収納
コスパを考えるなら自然素材の活用が非常に重要
新築においても同じことが言えますが、同様にリノベーションにおいても自然素材の活用が生活を豊かにするためには非常に重要です。
自然素材とは、無垢材のフローリングや仕上げ材、漆喰、珪藻土などのことですね。
当社では基本的にこれらの材料を使用した金額で最初からご提案していきます。
これらのお客様のイメージはコストが高い。というものでした。
ただ、私達はこれらの材料を使えばメンテナンスが安くおさまることをご説明させて頂きます。
また、自然素材を上手く活用すると、無垢材本来の熱を保ってくれる効果でお家全体の温かさが変わります。
ほかにも様々なメリットがありますので是非検討してみてください。
実際の質感については当社ショールームからご確認して頂けます。
▼自然派ライフ住宅設計㈱ リノベーションページ からお問合せください
費用がかさむ屋根や外壁の種類やメンテナンス方法について理解しておく
リノベーションにおいては、屋根や外壁の状態が非常に重要です。
なぜなら、メンテナンスには非常にお金がかかる部分だからです。
ここでは、外壁や屋根材の種類をしっかりと理解しておきましょう。
現在のお家がどの材質なのか?これからどういった材質を選択するのか?
種類を記載していきますのでぜひご参考にしてほしいです。
▼リノベーション新潟│屋根や外壁材についてさらに詳しくまとめた記事はこちら
屋根材について
基本的には瓦かガルバリウム鋼板という材質になってきます。
それぞれ、かかるコストが違いますが、当然見た目のデザイン性において選択される方もいらっしゃいます。
▼瓦とガルバリウム鋼板の屋根材についてメリット・デメリットやコストについて
それぞれはなにが違うでしょうか?
見た目もそうですが、やはりコストとメンテナンスのスパンが違う事に気を付けて欲しいですね。なので、これらを予め確認しておくことが重要です。
外壁材について
外壁材にはいくつか種類があります。
- 近代漆喰
- 窯業系サイディング
- 金属サイディング
- 無塗装サイディング+タイル
- 無塗装サイディング+吹付塗装
- ALC塗装+吹付塗装
とかなり種類がありますね。
昨今では特に用いられている材質は、窯業系サイディングですね。
続いて金属サイディングと言われている外壁材かと思われます。
それぞれが、安価にデザインが豊富なことが選ばれているメリットです。
ただし、それぞれにメリット・デメリットがあり、かかるコストも違います。
より詳しくはこちらの記事から確認してみてください。
▼各種外壁材のメリット・デメリットとかかるコストについてはこちらから
また、同じく外壁材の種類によりメンテナンスのスパンが違います。
どの材料を使うか考えるにはメンテナンスにかかるコストを抑えておきましょう。
意外と大事な換気設備について
新築同様にリノベーションにおいても間取りが自由に変わる反面必要な換気がかわります。
さらに、実は室内の熱を吐き出してしまうのが換気器具になるわけですので、非常に重要な部分と考えています。
当社ではこういった細かい部分まで室内の生活をより快適にするため、綿密に計画しています。
2025年の法改正でリノベーションも一部コストアップ?
実は2025年に建築基準法の法改正があります。
簡単に説明すると、リノベーションはいままで確認申請というものが不要でした。
これはつまり、既存建物を大幅に改修した場合にも一部決められた基準に適合する適切な申請を行う必要があり、余計なお金や税金が十数万~百何万かかってきてしまうということです。
「新2号建築物」となる木造二階建てまたは200㎡超えの木造平屋建ての住宅の主要構造部の1/2以上修繕するリフォーム・リノベーションの場合、確認申請が必要となる。
もし該当する方は早めに動き出したほうがお得ですね。
▼2025年の法改正についてリノベーションへの影響について詳しくはこちら
自然派ライフ住宅設計㈱のリノベーションとは
自然派ライフ住宅設計㈱のお家造りは、新潟市で自然素材を使用した性能向上リノベーションです。今あるお家を健康で快適な住継げるお家にすることです。
つまり、お家を温かく涼しくしながらも、間取りを変え、素材を一新し、耐震性能を向上させる。ことができます。
お客様のお家を性能向上させてより住みやすく快適に、尚且つ大事なご家族の皆様が住み続けられるように変動した家族構成に対応するお家造りを行っています。
そうしてお家の歴史を繋いでいくことが、親から子世帯への繋がりを結び続ける事だと考えています。
新潟市内のお客様から県外からのお客様まで幅広い年代の方にご相談頂いています。
ぜひ一度ご相談ください。
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▼性能向上リノベ デザインアワード2022 特別賞受賞
▼株式会社建築知識様(エクスナレッジ様)の新建ハウジングにも20~30回以上掲載頂いています。
▼中立な立場で住宅診断を行うホームインスペクターである有名な市村崇様の著書にも新潟県で唯一選考頂きました。