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リノベーションにも種類がある
リノベーションといっても手法は一つだけではありません。
そのため、みなさん情報の取得が難しくなっている現状があります。
ここではリノベーションを考えている方に向けて、簡単に手法を整理できるようにご説明していきます。
【▼リノベーションを考えているかたはこちらも要確認!】
▼リノベーションの費用・断熱・耐震 大事なポイントはこちらから
▼リノベーションとリフォームや新築建替えを徹底比較!はこちらから
【▼断熱・耐震・費用についてさらに深堀した記事はこちら】
リノベーションの種類は5つ
結論としてリノベーションは種類が5つほどあります。
令和5年現在ではどこまで手を加えるリノベーションなのか?という区分けがされます。
また、これらをスケルトンリフォームとも言います。
リノベーションとも同じ意味合いで使われることもありますが、下記で紹介するような4つの項目はスケルトンリフォームとしても認識されています。
ここではそれぞれなにができるかも一緒に見ていきましょう。
リノベーション種類
- 見た目重視!表面改装(フルリフォーム)★
- お家の内部を変えるリノベーション★★
- お家の外部を変えるリノベーション★★
- お家の内部をかえる+サッシを入れ替えるリノベーション★★★
- 内部も外部も変えるリノベーション★★★★
1→5に近づくほど費用や工事の規模感が大きくなりますが、できることも段階的に増えていきます。
このうち2~4については、壁や外壁を解体して屋根や柱などだけの骨状態にするため、スケルトンリフォームともいわれています。
これらのリノベーションの種類をご説明した後で、スケルトンリフォームのメリットなどもご説明していきます。
簡潔にご説明していきます。
見た目の改装 (フルリフォーム)★
お家の見た目をよくするというのが主の目的の場合、リフォームという選択肢をとられるかたも多いですね。
つまり、クロスやタイルや床など部分を変える工事です。
厳密にはリノベーションというくくりではなくなってきますが、お家の中を一新する改装工事としてフルリフォームと呼ばれることも多いです。
間取りの変更や水廻りの新設などはしない事が多く、築浅なお家や状態の良い中古物件をご購入された方などからのご相談が多いケースになります。
目安としては2000年以降の建物における工事です。
▼お家のフルリフォームについて費用やポイントの解説はこちらはこちら
この段階でできる主なポイント
内側の表面に対して全体的に改装できる
位置を変えずに水廻り設備の入れ替えができる
この段階ではできない主なポイント
間取りの変更
水廻り設備の新たな新設(大きさ変更等)
サッシ等の交換(この段階ではやらないケースが多い)
耐震性能の向上
断熱性能の向上
金額帯(2階建て建築面積30坪)
300万~1500万
お家の内部をかえるリノベーション★★
これは内部を一新して構造躯体だけ残し、骨だけの状態にして中身から変える工事になってきます。
▼内部のみスケルトンにするリノベーションにさらに詳しく解説はこちら
この段階で見た目の改装よりもできることが圧倒的に増えます。
築30年以上の旧耐震基準にひっかかるようなお家でのご相談が多いです。
つまり、構造物の柱や梁などを残し、それ以外を解体するのでスケルトンリフォームとも呼ばれています。
次に紹介しますが、サッシの交換しないリノベーションという事になりますが、このサッシの費用はかなりポイントになる金額帯ですので、時代にあったサッシが導入されているお家にも向いています。
この手法では外部に手を加えませんので、外壁や屋根の状態が比較的良いお家や、最近メンテナンスをされているようなお家では内部だけをやり直す事でコストの調整が図れます。
壁や天井やもちろん水廻りもすべて解体するので、間取りの変更ができるやり方になってきます。
さらに、お家の耐震補強や断熱材を入れ替える工事も可能になってきますので、お家の性能をあげて住環境を更新することができる手法になってきます。
この段階でできる主なポイント
フルリフォームのメリットに加えてできることが増えていきます。
【フルリフォームでのポイント】
内側の表面に対して全体的に改装できる
位置を変えずに水廻り設備の入れ替えができる
+
自由度の高い間取りの変更(階段含む)
水廻り設備の新たな新設(大きさ変更等)
耐震性能の向上
断熱性能の向上(お家の断熱材まで)
基礎の補強
この段階ではできない主なポイント
外部の修繕(屋根、外壁等)
→サッシ等の交換による断熱改修(この手法ではやらない)
金額帯(2階建て建築面積30坪)
1800万~2400万
見た目の改修よりも費用が上がっていきます。
その分できることが多いですね。
元々のお家がそこまで状態の悪いわけではないが、住環境の向上や大幅な間取り変更を行いたい場合にオススメです。
お家の外部だけを変えるリノベーション★★
これは主に外壁のやり替えとなってきますが、実は外壁をやり直す工事においては、一緒にできる工事が多々あります。
恐らくかなりのレアケースですので、簡単にご紹介していきます。
外壁の張替え工事と一緒に、外部から断熱工事などもできる工事で、金額帯は1000万程度となってきます。
また、内部への改修はできませんので外部の損傷が激しい物件で内部はいじる必要はないが、外壁部分と外周壁断熱へのピンポイントな措置が必要なお家に有効な工事です。
お家の内部をかえる+サッシを入れ替えるリノベーション★★★
断熱の改修を目的として結露の対策や住環境の向上を図る場合に、現状のお家のサッシが古いものであれば、サッシの交換は非常に大きなポイントになります。
そのためリノベーションの中でも、手法を分けて考えています。
ポイントはサッシを性能の良いものに高めると100万~250万程度の金額の上乗せになります。
これはサッシの金額+外壁を一部(又は全部)剥がす必要があるため金額帯が上がります。
▼お家の内部リノベーションとサッシも交換するフルリノベーションについて費用と解説
この段階でできる主なポイント
【お家の内部をかえるリノベーション★★でのポイント】
+
サッシ入れ替えによる断熱改修で様々な対策ができる
→結露対策
→カビ対策
→断熱性能の大事な部分であるサッシ入れ替えができるので、住環境をより向上される
この段階ではできない主なポイント
*【お家の内部をかえるリノベーション★★でのポイント】と同じ
外部の修繕(屋根、外壁等)
金額帯(2階建て建築面積30坪)
2100万~2700万
【お家の内部をかえるリノベーション★★】+200~300万という金額帯です。
当然サッシをより良いものにするのであれば金額帯も上がりますが、おおよそこの金額帯になります。
内部も外部も変えるフルリノベーション★★★★
フルリノベーションともいわれる手法になる段階です。
▼内外部をスケルトン│フルリノベーションの費用とさらに詳しい解説についてはこちら
内部はもちろん外部である屋根も塗装をしたり、外壁をやり替えたりとお家全体を一新させるリノベーションになります。
この手法では築年数が40年以上の痛みの激しいお家でご相談が多い手法になってきます。
さらに、この手法を選択される方は、いわゆる建替えや新築が法規制によりできない物件に住んでいる方も多いです。いわゆる再建築不可能だがお家の損傷が激しい場合に選択されます。
また、これまでの手法に比べると、最も間取りの自由変更や断熱・耐震性能の改修を向上させることができます。
この段階でできる主なポイント
【お家の内部をかえる+サッシを入れ替えるリノベーション★★★】
+
これまでの手法による対策を最大限行える
→外壁もやり直すため、サッシの位置変更ができるので、間取りの自由度が最も高い
→断熱改修においては、外壁の負荷断熱材などのアプローチもできるため、より高い断熱クラスを取得できる
→耐震改修においては、外壁面にも耐震面材を施工し、より高い耐震クラスを取得できる
この段階ではできない主なポイント
お家のお悩み事についてはほとんどカバーできる
ただし、他の手法でもそうですが、お家の外形(お家の大きさ)を変えるのであれば、床面積の変動により土地の制約にひっかかる場合がある。
金額帯(2階建て建築面積30坪)
2500万~3000万
【お家の内部をかえる+サッシを入れ替えるリノベーション★★★】+500万程度という金額帯です。
スケルトンリフォームについて
冒頭でも少し触れましたが、ここまで4種類のリノベーションの種類をご紹介してきました。
見た目重視!表面改装(フルリフォーム)★
お家の内部を変えるリノベーション★★
お家の内部をかえる+サッシを入れ替えるリノベーション★★★
内部も外部も変えるリノベーション★★★★
この中の、★★~★★★★のリノベーションにおいては、スケルトンリフォームともいわれています。
元々のお家を柱や梁などの構造躯体のみにするため、骨だけのスケルトン状態にすることからそう呼ばれているようですね。
ここまでは、これらの工事について簡単に触れてきましたが、ここからはもっと深堀してご紹介してきます。
▼スケルトンリフォームについてさらに詳しく解説した記事はこちら
▼リノベーションの大事なポイントをまとめて解説した記事はこちら
スケルトンリフォームとは?
前項にもありますが、スケルトンリフォームとは一度骨だけの状態にする工事です。
リノベーションの中のそういった工事に対してスケルトンリフォームと言います。
具体的には、耐震改修や断熱改修をするために柱や梁だけの状態にして、屋根だけを残すような状態になります。
その状態で一から改修を進めていけるため、住空間の向上が図れます。
スケルトンリフォームをする理由
いくつかありますが主にこのような理由となってきます。
- 自由度の高い間取り変更
- 断熱や耐震の性能向上
- 構造躯体の欠陥の修正
これらを一度の工事で一緒になおすことができます。
そして、これらを箇所ごとにリフォームしてなおすよりもコストパフォーマンスが良いため選ばれています。
スケルトンリフォームできるお家とできないお家
基本的にはできるお家がほとんですね。
木造住宅に限らず鉄骨造や鉄筋コンクリート造のお家でも可能です。
対してできないお家は明確に決まっています。
「2×4工法」や「プレハブ」などの壁式構造にあたる工法のお家はスケルトンリフォームやそもそも後から手を加えることに向いていません。
なぜでしょうか?
それは柱や梁ではなく、壁自体が構造躯体であるため、壁を壊せないので間取りの変更等は難しいからです。
スケルトンリフォームのメリットやデメリット
スケルトンリフォームをする際のメリットやデメリットも抑えておきましょう。
ここでは簡単にまとめていきます。
スケルトンリフォームのメリット
- 新築建替えよりもコストパフォーマンスが良い
- 税金面において新築建替えよりも優遇されている
スケルトンリフォームのデメリット
- 地盤が軟弱な土地は要注意
- 増築は税金増の対象となる
スケルトンリフォームの工事の流れ
スケルトンリフォームの工事は新築とは違い工事の流れが少しわかりづらいと言えるでしょう。
どのような流れとなるのか順番に解説していきます。
- 建物の調査とヒアリング
- 図面作成とお見積り作成
- ご契約
- 着工(解体工事)
- 構造躯体の是正や補強
- 基礎工事・基礎補強工事
- 外部・外壁下地工事
- 断熱工事・断熱吹付工事~サッシ取付
- 屋根・外壁工事
- 内装仕上工事
- 最終確認と是正確認
- 引っ越し
といった流れになります。
これらの全ての期間として約半年間は見ておく必要があるかと思います。
スケルトンリフォームの費用相場
スケルトンリフォームの費用についても前項の種類について、と一緒に記載してきましたが、実際に30坪程度のお家において考えてみましょう。
おおよそ1500万~2000万程度が予想される費用相場です。
リノベーションの種類についてまとめ
ここまでリノベーションの手法をどこまでできるか?を考えて区分けしてきました。
今お住まいのお家にどの手法が必要なのか?を考えるために少しでもお役にたてれば幸いです。
自然派ライフ住宅設計㈱のリノベーションとは
自然派ライフ住宅設計㈱のお家造りは、新潟市で自然素材を使用した性能向上リノベーションです。今あるお家を健康で快適な住継げるお家にすることです。
つまり、お家を温かく涼しくしながらも、間取りを変え、素材を一新し、耐震性能を向上させる。ことができます。
お客様のお家を性能向上させてより住みやすく快適に、尚且つ大事なご家族の皆様が住み続けられるように変動した家族構成に対応するお家造りを行っています。
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新潟市内のお客様から県外からのお客様まで幅広い年代の方にご相談頂いています。
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YKK AP HP性能向上リノベデザインアワード2022より当社ページ抜粋
▼株式会社建築知識様(エクスナレッジ様)の新建ハウジングにも20~30回以上掲載頂いています。
▼中立な立場で住宅診断を行うホームインスペクターである有名な市村崇様の著書にも新潟県で唯一選考頂きました。