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内部のみスケルトンにするリノベーションについて解説
今回はリノベーションの各手法について深堀した内容となってきます。
そのなかでも、お家の外壁やサッシなどは手を加えず、内部だけを躯体だけスケルトンの状態にした、内部のみリノベーションについて費用やポイントを解説していきます。
そもそもリノベーションにはどんな種類があるか解説した記事についてもぜひご確認ください。
内部のみのリノベーションでは、フルリノベーション（内壁も外壁もすべて解体）よりもできることは限られてきます。
ですが、工事規模が小さくなるため、コストや工事期間が短くなることが予想されるわけです。これらは、実際の既存住宅の築年数や間取りやお家の性能などからくるお客様のお悩みに対して、手を加えないといけない部分がどこなのか？を明確にしていくことで、フルリノベーションではなく、内部のみのリノベーションで済む場合があります。
正しい取捨選択を行うことで、こういった内部のみのリノベーションのような手法を選択することで、コストパフォーマンス良くお悩みを解決できます。
さらに解説していきますね。
【▼リノベーションを考えているかたはこちらも要確認！】
▼リノベーションの費用・断熱・耐震 大事なポイントはこちらから
▼リノベーションとリフォームや新築建替えを徹底比較！はこちらから
【▼断熱・耐震・費用についてさらに深堀した記事はこちら】
フルリノベーションの費用について詳しく解説
まず、ここでの結論としては、他の記事でも記載したため引用します。
金額帯としては、すべて含めた金額が1800万～2400万と幅がありますが、おおよそ2000万以内で収まることが多いようです。
また、内部のみのリノベーションとは、ズバリ活用できる部分を残してリノベーションすることです。この場合は、外壁が使える状態
この段階でできる主なポイント
フルリフォームのメリットに加えてできることが増えていきます。
【フルリフォームでのポイント】
内側の表面に対して全体的に改装できる
位置を変えずに水廻り設備の入れ替えができる
+
自由度の高い間取りの変更（階段含む）
水廻り設備の新たな新設（大きさ変更等）
耐震性能の向上
断熱性能の向上（お家の断熱材まで）
基礎の補強
この段階ではできない主なポイント
外部の修繕（屋根、外壁等）
→サッシ等の交換による断熱改修（この手法ではやらない）
金額帯（2階建て建築面積30坪）
1800万～2400万
見た目の改修よりも費用が上がっていきます。
その分できることが多いですね。
元々のお家がそこまで状態の悪いわけではないが、住環境の向上や大幅な間取り変更を行いたい場合にオススメです。
お家の内部の内壁や天井や床を解体し、屋根や外壁を残す、内部のみリノベーションでは室内の構造や基礎などについても補強が必要になると考えられます。
さらに、既存住宅の中に抜けない柱などもでてきますので、これらを包括した上で、自由に間取りを変更できます。
抜けない柱などの位置に壁がくるようにするなどして間取りを決めていく事になりますね。
こういった内容の内部のみリノベーションにおいて、予想よりも金額帯が高いと感じませんでしたか？詳しくか解説していきます。
もちろん、意味のない費用ではありませんので、ご安心ください。
まず、金額帯が大きくなる理由のひとつとして、解体工事費用が想像よりも膨らむからです。その建物をいったん全て解体して更地にするならば、大きな機械で建物を潰してしまえばよいですが、このリノベーションの場合においては、既存の躯体や外壁部分を損傷しないよう活かす選択のした部分が壊れないように計算しながら解体工事を進める必要があるためです。
機械で壊せないので、すべて職人さんが手で壊すことになります。
また、解体工事と並行して大工さんが現場にきて抜いて良い柱や梁などを確認しながら、木工事に入ってから構造躯体の補強を行う事を大前提に解体工事を進めていきます。
さらに、既存住宅において築年数が古いお家は何度か増築や改修をしている可能性が高いです。これらは図面として残っていないことがほとんどですので、実際に壁や天井を剥がしてから状態を確認して工事に入っていきます。こういった過程があり解体工事の費用が新築よりも数十万分膨らむ要因となっています。
ただし、それらを含めても新築建替えよりもコストパフォーマンスの良い工事となることが見込めるため、選択されている手法となっています。
また、このような工事においては、大手企業様でもパッケージ化された工事があるようでね。
ただ、このリノベーションという形態自体の問題点として、工事進行中の例外による追加金額などもあることと、工事の内容すべてをお客様が把握しておくことは非常に難しいと考えられます。ぜひ複数社のお見積り作成をされることをオススメします。
リノベーションでは、新築工事と同じような考え方はできない部分がありますが、それは、今お住まいになられている既存住宅の状態により左右されるためです。
これによる金額帯の振れ幅があると考えて良いでしょう。
例えばお家の築年数や立地により傷み具合は大きくかわるわけですからね。
ある程度の事は予め予想しておき、トラブルに対処することはできますが、補強の仕方などが違う事で余分にやらなければならないことが大きく変わってきます。
ただ、工事の内容としては、内部がスケルトン状態になっていますので、難易度の高い難しい工事ということでもありませんが、その中でも技量が必要になるのは壁の中の構造躯体部分に対して、長い年数をかけて傾いている柱の修正や、耐震補強などのアプローチをする木工事部分となります。
この木工事部分での作業や造作を経て新築当時以上の性能を発揮させる必要があります。
内部のみリノベーションにおいても、この部分が占める費用が大きいと言えます。
内部のみリノベーションにおいても、実際にどのようなライフスタイルを実現させたいのか？を考えてどこまで解体するのか？については相談先の会社様とよく考える必要がありますね。
内部のみのフルリノベーションをご提案するお家とは？
ここまでは、なぜ金額帯が高くなるのか？を考え、特にデメリットとなる部分をお話してきましたが、当然それらを含めても余りあるメリットがあるためこういった手法があるわけですね。
具体的にどのようなお家にご提案する手法なのか？を解説していきます。
ズバリ、お家全体に対してお悩みの数が多く、直したいポイントが膨らんできた方で、既存住宅の外壁がメンテナンスされており、外壁を壊す必要のない場合です。
リノベーションのどの手法における施工例を見ても、お客様のご要望は既に新築建替え工事をするような規模になっていることが多いと言えます。
ただし、長い築年数を経ているお家において、例えば数年前に数百万円で外壁を張り替えているお家を全て壊して新築建替えを行うのは非常にもったいないことではないでしょうか？
そういったときに、この外壁を壊さないリノベーションを行うわけですね。
これにより、数百万円で行ったメンテナンスを無駄にすることなく、また、外壁工事が不要になるので、その分の200万円～400万円分の費用を抑えてリノベーションすることができます。
新築建替えと比べて解体工事で数十万、木工事の難易度があがることに数十万かけたとしても、こういった使える部分を活用する事で大幅な費用の削減を行う事ができます。
さらに、新築建替えを行うよりも税金面や木材のプレカット費用における数百万円が浮きますので、その分を合理的にお家の性能を向上させることにコストを掛けることができますね。
使うところは活用する。ことが重要ですね。
内部のみのフルリノベーションのポイントとは？
ここまで何度かお話してきましたが、ポイントはやはり壊す必要のない部分を活用してリノベーションができるということですね。
また、サッシを交換できないということがポイントにもなります。
お家の内部や外部などのすべてをやり直すフルリノベーションと比較すると、外壁をいじらない以上サッシの取替ができないので位置は変えられません。そういった意味では間取りの自由度は少し下がります。
また、サッシが交換できないとなると、断熱性能としては非常に重要な部分であるわけですので完璧な断熱改修になるとは言い切れませんね。
ただし、そもそも交換する必要のないサッシを入れている場合はこれらは関係ないですね。
同じく耐震性能においてもサッシの位置が非常に重要になってきます。
耐震壁の位置取りなどを考慮して補強していくのですが、サッシとは言わばお家にあいた穴です。そのため耐震計画について突き詰めていくとサッシの位置についても非常に重要になっていきます。
そのため、断熱性能と同じく耐震性能についても十分な性能は保持できますが、より高い性能を引き出すことは難しいでしょう。
つまり、お家の性能にどこまで求めるか？とコストのバランスを考え、お家の外部に手を加える必要が無い場合、ぜひ内部のリノベーションについても検討してみてください。
お家の性能の補足記事【▼断熱・耐震・費用についてさらに深堀した記事はこちら】
自然派ライフ住宅設計㈱のリノベーションとは
自然派ライフ住宅設計㈱のお家造りは、新潟市で自然素材を使用した性能向上リノベーションです。今あるお家を健康で快適な住継げるお家にすることです。
つまり、お家を温かく涼しくしながらも、間取りを変え、素材を一新し、耐震性能を向上させる。ことができます。
お客様のお家を性能向上させてより住みやすく快適に、尚且つ大事なご家族の皆様が住み続けられるように変動した家族構成に対応するお家造りを行っています。
そうしてお家の歴史を繋いでいくことが、親から子世帯への繋がりを結び続ける事だと考えています。
新潟市内のお客様から県外からのお客様まで幅広い年代の方にご相談頂いています。
ぜひ一度ご相談ください。
【▼リノベーションを考えているかたはこちらも要確認！】
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【▼断熱・耐震・費用についてさらに深堀した記事はこちら】
▼性能向上リノベ デザインアワード2022 特別賞受賞
YKK AP HP性能向上リノベデザインアワード2022より当社ページ抜粋
▼株式会社建築知識様（エクスナレッジ様）の新建ハウジングにも20～30回以上掲載頂いています。
▼中立な立場で住宅診断を行うホームインスペクターである有名な市村崇様の著書にも新潟県で唯一選考頂きました。
