リノベーション工事の流れを追う
毎度お世話様です。
複雑な段取りを順調にこなし、長かった工事もいよいよ完成に近づいてきました。
内部は木工事が完了し、クロス屋さんへバトンタッチ!
外部は外壁漆喰工事が施工完了致しました!
今回は外壁漆喰完了・木工事完了編です。
お家造りの参考に是非最後までお付き合いください。
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ 工事前準備について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ① 解体工事から木工事へ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ② 木工事に入る前の調整について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ③ 木工事の床や壁下地と床断熱について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ④ 木工事と壁断熱吹付について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑤ 木工事と外負荷断熱施工について
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑥ 木工事の床仕上げと外壁漆喰塗り
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑦ 木工事完了と外壁仕上げについて←いまここ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑧ 内部仕上工事~完成へ
- 戸建て性能向上フルリノベーションの流れ⑨ 完成とビフォーアフター
前回の工事
外壁漆喰塗り1回目(全3工程)
窓まわりを養生して汚れないように下準備。
その後、一回目の漆喰下地を施工しました。
そして、その中にはネットが塗りこまれていることでしっかりとした補強がされています。
これにより、揺れや衝撃が壁面に伝わっても割れづらくなります。
内部木工事 床仕上げ
内部では床の無垢材をはり進めているところでしたね。
玄関など人にみせたいところはヒノキを施工して高級感を高めました。
木工事 ~完了まで
前回のブログでは床を仕上げていましたが、後は細かい仕上げの段階でした!
いくつかありますので、細かくまとめていきますね!
建具枠取付
ちょうど大工と納まりを打ち合わせしている写真を撮影してきました。
建具枠は大工さんが取り付けて、その寸法にあわせて建具屋さんが制作していきます。
当然建具枠も杉材を加工してつくっています(^^♪
建具の採寸はこんな感じ!
家中の扉をひとつひとつ採寸していきます!
当然箇所によって建具枠の寸法が数ミリ単位で変わってくるからです!
扉が実際に取り付けられるのは、傷がつかないように工程の最後のほうです!
カウンター・家具取り付け
ようやくカウンターをとりつけ!
杉のボードを加工して丁寧にカウンターにしていきます!
自由にサイズがとれるのが良い所ですね!
こんな風に造作家具との組み合わせもできます(^^♪
カウンター下の引き出しは小物やお皿を収納。
左の空いたスペースにはゴミ箱をおけるような高さに設定して、利便性を高めました。
写真は取り付け後すぐですので、突っ張り棒がしてありますね。
引き出し等は建具と一緒に建具屋さんが制作して取り付けます!
造作洗面化粧台
建具屋さんが制作し、現場で大工さんが取り付けていきます。
天板に空いた穴は洗面化粧台を埋め込むために設計したものです。
ここに引き出しを据え付け、照明やミラーキャビネットを取り付けることで、機能的にもデザイン的にもワンランク上で個性のだせるスペースになります。
棚関係の制作・取り付け
棚材をカットして製材し、壁に棚をつける棒状の金物を取り付け、棚材と金物をつないでいきます。
取り外しができ、さらには上下に高さ調整できるため、お客さんの身長や使い勝手によって調整できるようにしております。
また、後からの追加も用意なので収納量の上下に対応できるというメリットがあります。
*現状はクロス工事中のため、あえて最後まで取り付けしていません。
天井埋め込み照明造作
LDKの天井照明はデザインをいれていきます。
写真のように天井にくぼみを取り付けて、ワーロンというアクリル板で蓋をして照明の光がやわらかくなるため、上質な空間になります。
こんな感じ(^^♪
照明をつけると綺麗になります!
カウンターのウレタン塗装
大工さんが取り付けたカウンターを塗装屋さんが仕上げていきます!
内装の家具などに使用される「ウレタン塗装」を施工して、表面に塗装膜をつくることで、水気などがしみこまないようにしていく工程です!
しっかりと養生してから丁寧に仕上げていくため、やはり経験のあるプロにまかせたい工程のひとつですね。
外壁工事 ~完了まで
いよいよ外壁を仕上げていきます!
ここまで長かったですが、やはり仕上がりはとても綺麗ですね~
他のお家とも被らないのが非常に良いですね
外壁漆喰塗り 2回目【本番】
実際に施工している写真です。
グレーの部分はあらかじめ施工した1回目塗の下地です。
そこに仕上げ材を塗っていくような流れです。
一人が仕上げ材を塗りつけて、もう一人がコテで均して模様をつけていきます。
少し話がそれますが、現状外壁の漆喰塗りができる職人さんはとても稀です。
なぜなら、左官屋さんの人数が減っている事と
一度手を付けたら一面すべてを時間内に仕上げていく必要があるので、2~4人の職人さんが集まる必要があるためです。
まじかでみると、とても綺麗に仕上がっています。
養生
ここまでみてくださっている皆様、もしご興味あれば漆喰外壁も検討してみてください(^^♪
漆喰保護塗装 撥水コート 塗り3回目完了
漆喰は表面が金属と違いザラザラと凹凸があるため、汚れが付きやすい素材です。
そのため、左官屋さんが漆喰を仕上げた後に、塗装屋さんが撥水コートを塗装していきます。
これにより、雨や水洗いで外壁面の掃除ができるようになってきます。
また、これらのメリットは水洗いできるだけじゃありません。
前回のブログでも説明しましたが、メンテナンス性が非常に良いです。
なぜなら、漆喰のメンテナンスはこの撥水コートを塗り増しするだけですからね。
例えば、窯業系サイディング材を使用した場合、いろいろな条件下を考慮すると築10~15年がメンテナンスを入れるタイミングだといいますが、そのたびに数百万かかってくるわけです。
ただ、撥水コートを施工するだけであれば、1~3日、長くても7日ぐらいの作業日数で終わります。
材料費もそこまで高いものではありません。
全部合わせて多めに見ても数十万というところで納められると思います。
大きなメリットの一つです。
クリアーなのでわかりづらいですが、いやなテカりもなく落ち着いたデザインのままです。
そのため、メンテナンス時期は見た目ではほとんどわからないので、10年前後で汚れが落ちづらくなってきたタイミングで業者に依頼しましょう!
おまけで紹介
窓の両脇にはこのような金具を取り付けていきます。
なんのためかわかりますか?
これは雨だれを防止して、黒ずみや汚れが壁をつたっていかないようにする金具です(*^^)v
今回もこちらを取り付けていきます!
いよいよ内装工事へ!
ご閲覧頂きまして有難うございます。
次回からはいよいよ仕上げ工程、内装工事にはいっていきます!
クロス工事から、設備・電気器具取付、玄関タイル工事、キッチン取り付け、畳み敷き込み・・etc
これが終わるとハウスクリーニングを行い、各部養生をはがして綺麗にお掃除していきます。
最後にエアコンやカーテン等を取り付け、締めに私が床にワックスをかけにいってきます(笑)
ワックスがけって実は床の傷だとか細かい部分の是正を確認するためにとても重要な工程なんですよ!
やり方さえわかればだれでも綺麗に仕上がります♪
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