【2023年度補助金】最大245万円!省エネリフォーム支援強化補助金 3省連携ワンストップ補助金とは

国の新しい補助金!省エネリフォームが対象となる補助金・助成金制度です

2023年(令和5年)から、3つの新しい補助金・助成金制度が始まります!

住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(経済産業省・環境省)

こどもエコ住まい支援事業(国土交通省)

高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)

の3つです。

これまでの補助金は、各省庁ごとの運用だったため併用できませんでした。

しかし上の3つの補助金は3省の連携により、ワンストップで併用申請が可能となったこれまでにない補助金・助成金制度なのです!

利用するにはそれぞれ一定の要件をクリアする必要があります。

2022年11月に発表されたばかりのこの新しい制度の概要、どんな工事が対象か、補助額はいくらなのか、補助金交付申請の流れや注意点について解説します。

3省連携ワンストップ補助金とは

3つの補助金制度は、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、住宅の省エネ化を強く推進する目的で設置されました。

既存住宅の省エネリフォームを支援することで、省エネ住宅を増やしていく施策になります。

これまでの補助金制度は、財源が同じ【国】のものは、省庁が違っても併用することはできませんでした。

しかし今回の3つの補助金制度はそれを可能にした画期的な補助金制度です。

3つの補助金制度でカバーできる省エネリフォーム工事の概要は以下の表の通りです。

3つの補助金制度を併用すれば、リフォーム工事内容によっては・・・

一般世帯で 最大245万円

子育て・若者夫婦世帯で 最大260万円

が可能になります。

ワンストップ補助金を利用する際の注意点

ワンストップ補助金を活用するにあたっての注意点は次の通りです。

補助対象は重複できない

例えば、住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業で高断熱窓の申請を行ったら、こどもエコ住まい支援事業で同じ窓の申請はできません。

同様に高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金で給湯器の申請を行ったら、こどもエコ住まい支援事業で同じ給湯器の申請はできません。

1つの契約で最大3つの補助金を申請できますが、同じ補助対象については重複申請は認められていません。

リフォームのみ

高断熱窓の補助金(最大200万円)はリフォーム工事だけを対象としているため、3つの補助金をワンストップで併用できるのはリフォーム工事だけです。

新築住宅購入や注文住宅建設の場合は、こどもエコ住まい支援事業で上限100万円/戸という補助がありますのでそちらを活用するといいでしょう。

また、高効率給湯器導入は新築・リフォームの別なく、購入・設置に対して申請できます。

工事完了時期にも注意

次の章でも述べますが、3つの補助金のうち給湯器導入以外の申請期限は令和5年(2023年)12月31日までとなっています。

工事完了後の申請となりますので、工事がそれまでに終わっていなければ申請できません。

給湯器導入補助金は交付申請と完了報告とも期限は令和6年(2024年)2月末ですが、ワンストップで利用するには他の2つの補助金と同じ時期に完工している必要があります。

スケルトンリフォームなど大規模リフォーム工事は半年以上かかるのが通例です。逆算しますと余裕を見て5月までには着工したい計画となるでしょう。近年のようなパンデミックで工期が大幅に延びるなど不測の事態に備えて早めの準備と余裕のあるスケジュールを心掛けましょう。

ここ数年で一番の補助金額といえる制度になりますので、性能向上リノベーションをご希望の方はまたとないチャンスとなっています。

ワンストップ補助金は誰が申請するの?申請期間は?

3つの補助金の申請者は工事を行う事業者です。工事を発注する施主様ではありませんので注意しましょう。

申請に関する期間は次の通りです。

■対象となる契約:令和4年(2022年)11月8日~令和5年(2023年)12月31日

■対象となる工事の着工:各補助金制度の事業者登録日以降

※「こどもみらい住宅支援事業」に登録済みの事業者に限っては、各補助金の事務局設置(令和4年12月中旬予定)以降の着工でOK

■事業者登録できる期間:令和5年(2023年)1月中旬~11月30日(予定)

■交付申請できる期間:令和5年(2023年)3月下旬~12月31日(予定)

※11月30日(予定)まで予約が可能(予算の確保ができる)

ワンストップ補助金の上手な活用方法

上の章で説明した通り、3つの補助金には補助対象が重複している部分があります。

重複申請はできないと説明しましたが、それではどの補助金で申請するのがお得なのでしょうか?

例えば窓ですが、一定以上の性能を持つ高断熱窓を入れるのであれば、断然「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業」で申請するのがお得です。

同じ外窓交換を行う場合の2つの補助金の補助額は以下の通りです。

このように単純に補助額だけで比べると「住宅の断熱性向上・・・」の方が高いことが分かります。

ただしグレードSS(熱貫流率Uw1.1以下)の窓の製品価格自体が高額になりますので、すべての工事がお得になるかどうかは工事全体の費用も考えてご判断くださいね。

性能向上リノベーションでのHEAT20G1、HEAT20G2クラスの断熱性能を目指す改修ですと補助金の獲得金額も大きくなってきます。

そのためにも、外皮熱還流率等の断熱性能の数値を出せる施工会社に依頼するのが安心です。

また、高断熱窓と高効率給湯器の補助金はそれぞれ対象工事が限られますが、こどもエコ住まい支援事業では対象範囲が広いことが特徴です。

そのため3つの補助金を上手に活用するには、窓と給湯器は他の2つの補助金と使い、その他のリフォーム工事はこどもエコ住まい支援事業を使うのがいいと思います。

併用できるメリットを最大限享受していきましょう。

まとめ 問合せ先など

リフォーム工事で申請できる3つの補助金のワンストップ利用について解説させていただきました。

いずれも省エネ性能の高い住宅をより多く作り、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すための補助金制度であることがお分かりいただけましたでしょうか。

これからリフォームをお考えの方は大注目の補助金制度なのです!

ぜひ活用して、お得に省エネ住宅を手に入れてしまいましょう。

最新の情報が入りましたら随時内容を更新させていただきます!

お問い合わせはそれぞれの事務局へ。

住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業

電話番号 0570-028―341 *通話料がかかります。

受付時間 平日 9:30~18:15 *土、日、祝日はお受けしておりません。

■こどもエコすまい支援事業相談窓口

本事業に関する問い合わせはこちらの相談窓口まで

電話番号 03-6704-5537

受付時間 9:00~17:00(土・日・祝含む)

■高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金

経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部

電話:03-3501-1511(内線 4541~6)

 

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