新潟でリフォーム/リノベーション 収納 パントリーについて

最近人気のパントリーとはどんな場所なのでしょうか。

パントリーとは、もともとは、ホテルや飲食店で配膳などをするスペースのことをいいますが、住宅では常温で保管できる食品ストックや正月用や来客用など使用頻度の低い食器やキッチン家電などを収納するためのスペースという意味合いで使用されています。

㈱ロイヤル カタログより

パントリーのメリット❶収納量が増える

物価上昇の昨今、ペットボトルやカップ麺、パスタ、レトルト食品、缶詰などを安い時にまとめ買いして節約することもでき、共働きや大家族で、1週間分の食材や調味料などをまとめ買いする方にも重宝しています。

また、長期保存可能な食品や飲料をストックして、万一の災害対策にもなります。

常に非常食をパントリーに備蓄して、日常的に使い、なくなったら買い足す「ローリングストック法」にも役立ちます。

パントリーのメリット❷キッチンの整理整頓ができる

パントリーを希望される方は、キッチンに物が溢れ返っているという悩みを抱えていることが多いです。

また、ホームパーティーがお好きで、そのための食器や鍋、調理家電など、その時にしか使用しないものをしまっておくこともできます。

最近のシステムキッチンは、収納が多めのものもありますが、日常的に使う鍋・フライパンなどの調理器具や調味料、ゴミ袋やキッチン洗剤なども意外と多いので、それだけで結構いっぱいになります。

システムキッチンの収納から溢れたものを、パントリーに棚を設けて整理して収納すれば、キッチン全体をスッキリさせることができ、快適な家事動線を確保することもできます。

棚がオープンになっていれば、一目で見渡すことができ、必要なものもすぐに取り出すことができ作業効率もあがります。

また、奥に押し込んで収納することがなくなれば、ストック品の残量なども一目瞭然になり、無駄な買い物をすることがなくなり、賞味期限や消費期限の管理もしやすくなります。

パントリーの種類

パントリーには、壁面収納タイプ、キッチン奥に小部屋を設けるタイプ、通り抜けができるウォークスルータイプがあります。

壁面収納タイプ

自然派ライフ住宅設計施工例 キッチン背面食器棚の隣に引違い戸付のパントリー

間取りの問題やスペースに限りがある場合は、1帖ほどのパントリーでも、棚の幅・奥行き・段数をを工夫すれば、有効に使うことができます。

扉はあるに越したことはありませんが、なくても、バスケットなどの収納用品で工夫すれば、見せる収納としてもおしゃれになります。

自然派ライフ住宅設計 施工例

 

小部屋タイプ

自然派ライフ住宅設計 施工例キッチン奥に1.25帖のパントリー

キッチン奥や階段下にちょっとしたスペースがあればパントリーとして利用することができます。

使用目的にあわせて、棚やカウンターを設置すれば、家事コーナーとしても便利に使うことができます。

自然派ライフ住宅設計施工例 キッチンに隣接する階段下パントリー

ウォークスルータイプ

玄関⇔パントリー⇔キッチンを隣り合わせて通り抜けられるようにすると、家事動線も便利です。

買い物から帰ったとき、玄関から直接パントリーに入ることができると、日用品のストックや缶詰や乾物などの常温保存食品も、キッチンに持ち込む前に片付けることができます。

自然派ライフ住宅設計 施工例 玄関⇔パントリー⇔キッチン

また、キッチンで朝食の支度をしながら、洗濯機を回し、終わったら洗濯物を干し、並行して自分の身支度をするという忙しい朝には、キッチン⇔パントリー⇔脱衣室という流れも便利です。

自然派ライフ住宅設計施工例 キッチン⇔パントリー⇔洗面脱衣室

まとめ

パントリーは、日々の買い物、家事を任されている人にとってとても便利な物です。

ただし、それなりのスペースが必要になり、その分費用もかかります。

導入する際は、予算・他の間取りとの兼ね合い、動線などをじっくりと検討することをおすすめします。