インフルエンザや新型コロナウィルス感染症の流行などで、手を洗うということが注目されています。
今回は、その中でもトイレ後の手洗いについてスポットをあててみたいと思います。
従来の家庭用トイレは、便器についているタンクの上に手洗いが付いているものが一般的でした。
スペースを節約できるというメリットはあるものの、手洗いの際水が周囲に飛び散るなどのデメリットもありました。
最近では、タンクレスのトイレが普及してたこともあり、手洗いはどこでするのかということを考える必要がでてきました。
そこで、手洗いをどうするのがいいかを考えてみました。
タンク部分に手洗いが付いている従来型トイレ
タンクと手洗いのスペースが一体になっているので、空間を効率的に使っていると言えます。
トイレを使用後、水栓をひねらなくても自動的に水が出てくるので、ある意味衛生的です。
また最近では、手洗い部分が深型になっていて、水が跳ねにくいタイプも出ています。
ただし、手を洗う部分が奥の高い位置にあり、小さなお子さんや手すりを頼りに立ち上がるようなご年配の方は、手を伸ばして洗いにくいという難点もあります。
スペースを無駄にしたくないのでトイレ内で手洗いもしたいという方には、手洗いを別に設ける方法もあります。
トイレ内で別に手洗いを設置する
タンクレストイレを採用する場合は、別に手洗いを設置する必要があります。
トイレと手洗いを別にすれば、ご家族に合わせて使いやすいように位置や高さの調整をすることができます。
メーカー商品にも、多くの種類のトイレ内手洗いがあります。
最近は、トイレのデザインを重視して、造作でカウンターなどを設置する方も増えています。
トイレ内に手洗いを設置するスペースが確保できなかったら
トイレに必要以上にスペースを確保できない場合は、トイレ内でなくとも、トイレに隣接して手洗いを設置する方法もあります。
最近では、感染症対策への関心も高まっており、トイレ外に手をきれいに洗うための洗面台を設ける方も増えています。
トイレ後の手洗いをどのようにしたいかは人によって異なります。
たかがトイレですが、必ず毎日何度か使用する場所です。
間取りとトイレの面積のバランス、費用、使い勝手をじっくりと話し合い、家族全員が納得して、使いやすいトイレにしたいものですね。