家族が健康に安心して暮らすことができる家に TY様

  • befor 駐車スペースが狭く使い勝手が悪かった外観

  • after 3台分の駐車スペースを確保するために、減築して玄関の位置を移動しました

  • befor 寒くて、収納の使い勝手が悪かった玄関

  • after 断熱ドアに入れ替えて、夏涼しく冬暖かい玄関に

  • 広さより使い勝手のよい、玄関収納

  • befor 床の間と押入れを減築して玄関に

  • after 面積は減ったのに開放的なLDKに

  • after 元々あった梁を磨いて、表しにして天井高を上げ、広々とした空間に

  • befor 中途半端だったキッチンとダイニングスペース

  • after 造作のカウンターと斜めに設置したダイニングテーブルで機能的かつ印象的に

  • after キッチンからリビングを見渡せます

  • befor 奥まっていて薄暗く、収納も足りていなかったキッチン

  • after 明るくて開放的なキッチンに カウンター下には分別のゴミ箱も収納できます

  • after キッチン奥にパントリーを設置して、収納もたっぷり確保

  • before 脱衣室にあり、スペースをとっていた洗面

  • after 脱衣室の外に造作洗面台を設置 広いので家族みんなで使えます

  • befor 浴室

  • after 断熱浴槽・節湯水栓でランニングコストをエコに

  • after 洗面台を廊下に設けたので脱衣室は広々と ランドリースペースとしても余裕の広さ

  • befor トイレ トイレットペーパーや洗剤の収納に困っていました

  • after 造作トイレ収納で、細かい物がスッキリと片付きます

  • after 収納と同じ、杉無垢材で造作したドアで、きれいにコーディネートしました

  • befor 和室で畳の既存寝室

  • after 床材・クロスの貼り替えできれいに 壁断熱と樹脂サッシに交換して断熱性能アップ 壁の下部に1階との通風窓を設置

  • after 床材・クロスの貼り替えてきれいに 収納はバーチカルブラインドで目隠し

物件情報

構造種別 木造二階建て
築年数 約30年
対象面積 約38坪➡約37坪

住み心地も、間取りの使い勝手も、問題があるので何とかしたいとのことでした

ご相談内容

TY様は、中古住宅を購入して住んでいらっしゃいました。

お悩みは、冬寒いこと、間取りの使い勝手が悪いこと、家全体がジメジメしていること、車が駐車しづらいことなどでした。

解体してみると、外壁にはグラスウールの断熱材100㎜が入っているだけで、それも湿気を帯びて薄くなっていたり、隙間が空いているという状態でした。

壁の中の通気がうまくとれていなかったため、柱も数本腐食していて、耐震性も問題がありました。

壁の中の結露が室内に影響して、普段閉め切っている収納内にカビが生えてしまっていたのです。

間取りについては、キッチンが奥まっていて薄暗いこと、収納が少なくて物が溢れてしまっていること、キッチンから洗濯などの家事動線がうまくとれていないなどのお悩みがありました。

車の駐車についても、車庫が1台分と、あとは狭くて1台がギリギリ駐車できるスペースしかなく、使いづらいということでした。

TY様は、これらの問題をなんとかしたいので、建築に詳しい知り合いに相談していました。

これは簡単なリフォームではないと、施主と知り合いの方から弊社にご相談がありました。

ご要望

●断熱をしっかりして、冬暖かく夏涼しい家にしてもらいたい

●間取りの使い勝手が悪いので、住みやすい間取りにしてもらいたい

●冬の暖房費がかなり掛かるので、光熱費を抑えられるようにしてもらいたい

●家族が安らげるスペースをつくって欲しい

●地震に強く安心して住むことができる家にしてもらいたい

●予算内で、コストパフォーマンスを良くしてもらいたい

設計のポイント

暑い、寒い、耐震性、間取りの不便性、快適に過ごせる居住スペースが少ない、家の空気がジメジメしているなど、今の家のお悩みをじっくりとお聞きしました。

その後、現場調査を経て、安心して快適に住むことができるような性能向上リノベーションのご提案をさせて頂きました。

まず、1階の構造躯体以外をスケルトン状態にして、土台や柱など傷んだものを交換し、耐震パネルで耐震性能を高め、制振ダンパーを併用して地震の揺れを逃がし、揺れても元に戻るようにしました。

その上で、高性能の断熱材で断熱性能と気密性能を高め、新築と同等以上の快適な住み心地になるように仕上げました。

プランニングのポイント

●普段、ご家族の癒しのスペースとなる1階を中心に間取りを大幅に見直す

●駐車スペースを確保するために一部減築するなかで、LDKの広い空間を確保する

●発泡ポリスチレンフォームの断熱材と、EPSの付加断熱で断熱性能を向上させる

●制振ダンパーを設置し、揺れても元に戻る、耐震と制震を組み合わせる

●サッシはすべてLow-Eペアガラスの樹脂サッシに交換して結露対策と断熱対策をする

●外壁は漆喰塗りで、美しく、なおかつメンテナンスに手間が掛からないようにする

新しい間取りのポイント

●玄関と和室の床の間・収納部分を減築して玄関の位置を変え、駐車スペースを確保する

●LDKと廊下を一体にして、LDKを暖めると家全体が暖まるようにする

●2階床付近に通風の窓を設け、冬は1階の暖気を、夏は2階の冷気を循環させる

●エアコン1台を稼働させることで、家全体の温度差をなくす

●キッチンは対面型とし、造り付けのカウンターとダイニングテーブルで、家族のコミュニケーションを図るとともに、パントリーなどの収納を充実させる

●既存の梁を活かしてアクセントとし、LDKの天井高を上げ、大空間をつくる

●赤松30㎜厚の床材を使用し、暖かさ、涼しさ、足触りを良くする

●制振ダンパーを併用することで、全体的に広々とした空間を確保する

お客様より

寒くて使い勝手が悪かった家が、暖かくて使いやすく、安心して住むことができる家に生まれ変わり、とても満足しています。

解体したときに柱が腐っているのを見て、このタイミングで悪いところを治すことができてよかったと安心しました。

限られた予算の中で、どこまでできるか不安でしたが、性能も住み心地もとても良くなって満足しています。

見積書も分かりやすく、こちらの希望で着工後にお願いした部分を除いては、追加料金もありませんでした。

夫婦共働きで、細かい打合せ時間がなかなかとれませんでしたが、LINEグループで現場の状況を送ってもらったり、思いついたときに相談することができたので安心でした。

担当者より

中古の建売住宅を購入して住まわれていたということで、なかなか思い通りの住み方ができていなかったということで、性能向上リノベーションによって満足して頂いたので良かったです。

断熱性能も内装材も、結露対策をしっかりとってありますので、安心して子育てもして頂けると思います。

施主様はお仕事で、工事期間中なかなかお会いできませんでしたが、LINEを通して意思疎通ができて、安心して頂いていたのではと思います。

施主様に喜んで頂くことができて、担当者として感謝しています。

これからもお付き合い、よろしくお願いします。