新潟でリフォーム/リノベーション 住宅省エネ2024キャンペーン解説 注意点・活用方法

2024年度の補助金制度「住宅省エネ2024キャンペーン」を活用するにあたっての注意点は次の通りです。

注意点

施工業者が登録業者であること

補助金の申請は、2023年度と同様、リフォーム/リノベーション工事を行う施工業者が行います。

申請を行うには、その施工業者が「住宅省エネ2023キャンペーン」に登録済か、新規で「住宅省エネ2024キャンペーン」に登録していなければいけません。

ですので、これから補助金を利用してリフォーム/リノベーションをお考えの方は、工事を依頼する前に登録業者かどうかを必ずご確認ください。

2023年制度との併用はできません

同じリフォーム/リノベーション工事で、2023年の補助事業との併用申請はできません。

ただし、補助対象が重複しない範囲では併用可能とされていますが、各制度の上限額を超えての申請はできないと思われます。

例えば、高断熱窓補助金の上限額は、2023年も2024年も一戸あたり200万円ですので、重複しない高断熱窓を両方の制度で申請したとしても、同じ住宅の補助上限額は200万円で、400万円まで申請できるわけではないということです。

補助対象は重複できません

4つの補助制度で構成されている『住宅省エネ2024キャンペーン』ですが、同じ工事場所を複数の制度に申請することはできません。

例えば、高断熱窓を「窓リノベ」後継制度で申請を行ったら、「子育てエコホーム」で申請することはできません。

同様にエコキュート給湯機を「給湯省エネ」後継制度に申請を行ったら、「子育てエコホーム」への申請はできません。

1つの契約で最大4つの補助金を申請できますが、同じ補助対象については重複申請は認められていません。

リフォーム/リノベーション工事が対象です

「窓リノベ」後継事業と新規の「既存賃貸集合住宅・・・」はリフォームを対象としているため、4つの補助金をワンストップで併用できるのはリフォーム工事だけです。

新築住宅購入や注文住宅建設の場合は、「子育てエコホーム」で長期優良住宅の場合は100万円/戸、ZEH住宅の場合は80万円/戸の補助(いずれも子育て世帯・若者夫婦世帯が対象)がありますのでそちらを活用するといいでしょう。

*高効率給湯器導入は新築・リフォームの別なく、購入・設置に対して申請できます。

工事完了時期に注意

『住宅省エネ2024キャンペーン』の申請開始は2024年3月以降と発表されていますが、申請終了時期はまだ発表されていません。

ですが、工事完了後の申請となりますので、工事がそれまでに終わっていなければ申請できませんので、スケジュールにはご注意ください。

2023年現行事業では2023年12月末が申請期限ですので、後継事業の申請期限も同じ頃だと思われます。

スケルトンリフォームなど大規模リフォーム工事は半年以上かかるのが通例です。

2023年度のように、早い時期に予算が100%になってしまうと、それ以降申請が出来なくなりますので、逆算して、余裕を見て5~6月までには着工したいところです。

近年のようなパンデミックで工期が大幅に延びるなど不測の事態に備えて早めの準備と余裕のあるスケジュールを心掛けましょう。

活用方法

4つの補助金制度には補助対象が重複しているものがあります。

たとえば高断熱窓や高効率給湯器は「窓リノベ」後継事業・「給湯省エネ」後継事業の対象ですが、両方とも「子育てエコホーム」にもあります。このような場合、どう申請するのがお得なのか・・・

まだ各補助制度の対象製品ごとの詳しい補助金額が未発表であるため、2023年現行事業で説明すると、「こどもエコ」より「窓リノベ」「給湯省エネ」で申請する方が補助金額が大きいものが多いです。

高断熱窓では、より断熱性能の高い窓(グレードA以上)が「窓リノベ」の対象となっており、補助金も高くなっています。

グレードA未満の断熱窓を取付ける場合には「こどもエコ」で申請します。

性能向上リノベーションでのHEAT20G1、HEAT20G2クラスの断熱性能を目指す改修ですと補助金の獲得金額も大きくなってきます。

注意したいのはグレードA未満のサッシでは対象とならないことに注意しましょう。

そのためにも、外皮熱還流率等の断熱性能の数値を出せる施工会社に依頼するのが安心です。

高効率給湯器も同様で、エコキュート以上の給湯機が「給湯省エネ」の対象となっていますがエコジョーズは対象ではありません。

エコジョーズを取付ける場合は「こどもエコ」で申請できます。

2024年事業では、新しく「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」が追加されました。

これはエコキュート以上の給湯機を設置するスペースがない小規模の賃貸集合住宅などでも、エコジョーズやエコフィールに取替えると補助金が出る制度です。

2023年現行事業でも集合住宅の給湯器への補助金申請は可能でしたが、一括申請というやり方で少し使いづらい面もありました。

その点新しい制度では給湯器取替えに絞っているため分かりやすく、賃貸集合住宅オーナーさんが利用しやすい制度となっています。

また、高断熱窓と高効率給湯器の補助金はそれぞれ対象工事が限られますが、「こどもエコ」は対象範囲が広いことが特徴です。

省エネ工事と同時施工に限られますが、断熱に関係ないバリアフリー工事や子育て支援設備などにも補助金が出ます。

このように、2023年現行事業では3つの補助金を上手に活用する方法がありました。2024年新規事業でも同様の設定になっていると思われますので、ワンストップ利用できるメリットを最大限享受していきましょう。

ワンストップ申請すると申請要件が緩和される

2023年現行事業では「先進的窓リノベ」「こどもエコ住まい支援事業」「給湯省エネ」は、もちろんそれぞれ単独で申請可能ですが、併用申請することで「こどもエコ住まい支援事業」の申請要件の緩和も受けられました。

2024年補助金「子育てエコホーム支援事業」でも同様の緩和があります。

■2024年「子育てエコホーム支援事業」で緩和される要件

・申請下限額:5万円→2万円

・必須工事:なくても可

このように併用メリットが大きいのが今回の補助金の特徴です。

まとめ

以上、発表されたばかりの『住宅省エネ2024キャンペーン』補助金制度についてご紹介させていただきました。

詳しい情報は12月中旬以降に各補助金制度の事務局が設置される頃に発表されると思われます。ホームページも開設されるはずですので待ちたいと思います。

2024年新事業に対する問合せ先は下記の通りです。

2023年現行事業に問い合わせても答えられないと案内がありますのでご注意ください。

今後も発表され次第、このページをどんどん更新していきますので、楽しみにお待ちください!


子育てエコホーム支援事業 お問い合わせ窓口

電話番号 03-6632-9955(通話料がかかります)

受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を含む)

 

断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業 お問い合わせ窓口

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室

電話:0570-028-341(通話料がかかります)

 

高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金及び既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課

電話:03-3501-1511(内線4541~6)(通話料がかかります)

直通:03-3501-9726

FAX:03-3501-8396