戸建てフルリノベーションも断熱材の種類が選べます。

日本の住宅における断熱材の種類をみていく

おはようございます。

自然派ライフでは断熱性能にこだわったお客様がよくご相談に来ていただきます。

ただ、断熱性能とはとても難しいもので、比較的金額がかかるものを使えば大丈夫!とか
安価なものを使ったら寒い!なんてことにはならないんですよね。

当然そこには金額の折り合いがあるわけなんですが、「求める性能」と間取りや空間の規模、地域性などを考慮して断熱材を決めていくことになるんです。

なので、よく言われているグラスウールを使ったら寒い!なんてことは一切ないんですよね。ただ、求める環境になるかどうかはきちんと判断する必要があります。

また、断熱性能の概念として、施工する量、厚みなども直に関係してきます。
つまり、どの断熱材を何mmの厚みにするかによって効果が変わってきます。

実際に施工している写真なども含めて良し悪しをご説明していきます。

断熱材にはどのような種類があるのか

まずは比較していくために様々な断熱材をみていきましょう!

知ることも選択肢を広げていくために必要なものです。

もし今現在お家造りを検討している方はご参考にしてみてください!

*一部ネット記事なども引用しています。

無機繊維系断熱材 グラスウール・ロックウール

マグイゾベール HP引用

よく聞く広く一般的に使われている断熱材ですね。

昔から使われている断熱材で、築40~年程?のお家を解体したときもグラスウール系の断熱材がでてきました。

特徴をまとめていきます。

グラスウール

  1. 安価
  2. 広く普及している
  3. 不燃性
  4. 防音効果がある
  5. 湿気に弱い

価格的にも落ち着いていますので、もっとも広く普及しているといってもよいのではないでしょうか?

鉱物が原料でつくられています。

ロックウール

  1. 不燃性
  2. 撥水性が高い
  3. 湿気に弱い

グラスウールとも似ている材料です。

不燃性が特徴としてあげられます。

同じく湿気に弱いため、注意が必要です。

*注意点として、広く一般的に使用されている断熱材ではありますが、とても施工難度が高いです。

しっかりとした施工ができていないケースも良く見受けられます。

さらに、すべての断熱材に共通していますが、基本的には水を吸うと効果は限りなく0になります。

天井2重施工した場合のロックウール

 

木質繊維系断熱材 セルロースファイバー

最近ではよく聞くのではないでしょうか?

新聞紙や段ボールを綿上にして、吹き付ける断熱材です。

当然これだけだと蟻害や害虫がよってきてしまうので、ホウ酸等の薬物処理がされ、難燃性や防虫効果を高めています。

断熱材の現場吹付とする場合のメリットとして、隙間をつくらず、高い気密性が得られます。

また、新聞紙や段ボールの性質として、湿気を吸湿してくれるので、室内環境も大きく変わります。

さらに防音性という点でとても優れており、雨音はもちろんですが、室外の音がかなり遮音されます。
これはセルロースファイバーの吸音性能がこのような快適な環境をつくります。

  1. 価格が梱包されている断熱材よりも高くなる
  2. 結露が起きにくくなる
  3. 防音効果がある
  4. 熱を蓄熱してくれる

特に4番の熱の蓄熱効果は快適な室内環境をつくりたいのであれば重要視するところです。

空調機器の熱を吸ってくれるため、冬は暖かい空気を吸い熱を保ってくれます。

夏は冷たい空気を吸ってくれるため、涼しい状態が続きます。

 

発泡プラスチック系断熱材 ウレタンフォーム等

ポリスチレンフォーム(押出法・ビーズ法)

  1. 結露を防ぎやすい
  2. 施工しやすい
  3. 熱に弱い

 

押出法ポリスチレンフォーム 床断熱材施工

とても加工がしやすい板状の材料で、成分と厚みによって大きくかわってきます。

床の断熱材として使われることが比較的多くあります。

ビーズ法ポリスチレンフォーム 外負荷断熱材施工

押出法ポリチレンフォームよりも比較的断熱性能には劣りますが、こちらも加工が容易で安価となります。

当社では壁断熱材にかぶせて負荷断熱材の意味合いで外壁下地に施工することが多いです。

また、漆喰外壁の下地になるため、幅広い使い方があります。

硬質ウレタンフォーム

  1. 価格が高価になることがおおい
  2. 断熱性にとても優れる

硬質ウレタンフォーム現場吹付

名前の通り、液体を現場で吹付て空気に触れるとモコモコと広がっていく断熱材です。

当社でもこの断熱材を基本として使用しています。

冷蔵庫やビルなどに使用される断熱材で、吹き付けた直後から室内の環境が変わるのが実感できます。

おなじく、安価の軟質ウレタンフォームという製品がありますが、硬質と比べると接着能力が低く隙間ができやすかったりします。

まとめ

たんたんと記載してきましたが、おおまかにはこのような材料が主に現在の住宅でしようされています。

冒頭にも記載してきましたが、当然高価なものをしようすれば当然性能があがっていきますが、求める快適性を考慮したうえで選んでいく必要があります。

正直、いつもとりあつかっているような業界の人間でないとあまり違いがわからないかも、、どういった施工をするのか、どういった風にとりつくのか、なんてのはイメージしずたいですよね。

当社では個別相談会なども随時受け付けているので気になることはいつでもご連絡ください(^^♪

 

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