現地調査(現地打ち合わせ)とは
おはようございます。
現場担当です。
タイトルにもありますとおり、現在着工したリノベーション工事について、予めポイントを確認するために現地調査に行ってきました。
現地調査とは、お家のご契約前に、プラン作成や工事種類の検討などを現地で確認することです。
同時に地盤の高さや間取りの図面化をしていきます。
当社では最初の現地調査時に間取りを図面化して、そのまま理想のプランをお客様とお話します。
今回は実際のリノベーション物件での現地調査をした時に新築工事の現調と違う事をまとめました。
工事を行う前のことですので、普段お客様はなにをしているかわからないところ。
ぜひご活用ください。
現地調査に持っていくもの
- A3用紙
- ふでばこ
- スケール2個
- 巻き尺
- レーザー水平器
- カメラ
- サーモカメラ
- スリッパ
- レベル測定機器一式
- 懐中電灯
サーモカメラがあると超オススメ
サーモカメラがあるととても良いですね。
特にリノベーションの現地調査では欲しいですね。
断熱材が入っているか?壁や天井の中で雨漏れしていないか?を
探ることができます。
当然その後の工事の段取りにひびくわけですし、例えば小屋裏で結露ないし雨漏れがあれば構造躯体が腐っているかもしれません。
ですが、これらはカメラがあれば予め対策をとることができます。
間取りのプラン化で整合性UP
上記の図面は、実際に現場でA3用紙に間取りを書き、CAD図面になおしたものです。
当社では現地調査というと、2~3人でお客様の住んでいるお家にお邪魔することが多いです。
1人がお客様とお話をしている間に、もう一人が現地のお家を図面化しています。
大きいお家でも1時間前後でしょうか。
当然リノベーションをするお家というのは、築十数年たっていることが多いわけですから、
図面はもうとっくになくしていることが9割です!
ですので、当社では図面の有無に関わらず全てのお家で正確に図面化していきます。
工事前に不安要素を確認し、対策を決める
リノベーションの現地調査では、間取りの図面化、構造躯体の状態の確認、仕上の状態、敷地状況などなど様々な確認要素がでてきます。
新築住宅ではそれぞれの土地の違いがでてきたかもしれませんが、
リノベーションでは土地+既存建物の違いが発生するため、毎回同じことを確認しているだけでは後々手詰まりになっていきます。
つまり、毎回同じことを確認するのではなく、一棟一棟全く別のケースと捉えた方がよいでしょう。
ケース⓵ 同じ工事でも工程が変わること
今回のお家は和風で堅牢なイメージのお庭でした。
その際にやはり最初に目がいくのは大きい石材。
石って捨てるのに結構お金かかります。
写真は現地調査での実際のメモ。
「でかい」と書いてありますね。
つまり、粉砕して捨てないといけない石であるということです。
りっぱな石材ですが、これから新しくお庭を造る際には壊すこともチラッと考えても良いかもしれませんね
【どうしたか】
- 工程に石の粉砕をする時間が必要になる。
- 工程を考慮しておく。
- 石の中でも残すものとそうでないものは要確認
ケース⓶ 隣との離れ
隣家境界まで50cm~程度でした。
これは都内や住宅街では普通ですが、やはり狭いです。
今回の工事では外壁を剥がして漆喰にするため、当然足場を架ける必要があるわけなんですが、これだと足場もギリギリですね。
また、足場自体は施工できますが、足場施工中は恐らく隣家の敷地に入っての作業もでてくるでしょう。
ということは、工事前の早い段階で近隣の皆様に挨拶周りさせて頂くのも良いかもしれません。
【どうしたか】
- 足場業者と打ち合わせが必要をする
- 隣家への配慮として、ご挨拶や状況説明で合意を得る
ケース⓷ 一部を残す
今回の工事では、間取りの中でも一部残す箇所があります。
これも現地調査時にあらかじめお客様に確認することです。
たとえば、現在あまり使われていない部材があったりする場合。
あとは、リノベーションした後に、不要になるけど壊せない部屋などは残したりしますね。
そういったことも現地調査の段階で目星をつけておきます。
【どうしたか】
- お客様とのお話で思い入れがあるのかどうかを打ち合わせ
- 解体工事の資料を作成
リノベーションは特に専門家の現調が必須です。
以上までつらつらと書いてきましたが、要はリノベーションは特に専門家へ依頼する事をオススメします。
なぜなら、専門家でもわからない事をエンドユーザー様が独自でチェックを入れる事はできないためです。
新築住宅とリノベーションでは大きく動きが変わるため、リノベを専門的にやっている業者にまかせてしまうのが一番良いと思います。