無垢床材のはり増しリフォーム
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今回の現場は、『廊下の床をリフォーム』するという内容でした。
といわけで、実際に現地調査にいってきました。
築年数も数十年ということでしたが、お家の住み方が上手で、掃除も行き届いているような立派なお住まいでした。
ただ、床下などはどうしても築年数がかさむと傷んでくる部分です。
お施主様もお元気な方ですが、どうしてもお膝が悪いようなお話をされていました。
そのなかで、廊下の床をみせて頂き、問題のフローリングの上にあがると「フカフカ」とへこむのがわかります。
やはり、床下からの湿気と経年劣化で傷んでいる状況でした。
しかも床下は50cm以上の高さがあるので、万が一床が抜けると大けがです。
では、どのように改善するか。
ご説明していきます。
まずは、施工の流れを追いながら随所ご説明していきます。
もし、ご自宅も同じ状況であればご参考にしてみてください。
まずは床合板を敷く
正直当社の使用している材料であれば、この工程必要ない場合もあります。
理由は順次ご説明しますが、今回の場合は必要でした。
このように、12mmの床合板を敷いて下地をつくりました。
ここまでは、床の「はり増し」工事としては普通の流れですね。
もし、床を「はり替え」るのであればフローリングを一度撤去していくことが必要になります。
使用する無垢材のメリット
今回はこの赤松の床材をはり進めていきます。
白くて肌触りの良い無垢材です。
写真からわかるでしょうか?
普通の床材は一般的に12mmという規格があるのですが、当社で使う赤松の床材は30mm厚あるため、しっかりとした安定感も得られます。
リフォームでこちらを使用するメリットはそれだけではありません。
一般的なフローリングは12mm厚に下地として床合板12mm~構造用合板24mmを使用することが多いわけです。
フローリング12mm+構造用合板24mmですので、合計26mmの厚みとなるわけです。
そもそも構造用合板等の合板材を敷きこむ意味として、床の補強という意味合いもあります。当然フローリングだけではすぐに重みに耐えれずダメになりますので。
ですが、この床材はこれだけで30mmの厚みがあるわけですので、合板を敷きこまなくても十分に安定してくれます。
ということは合板を施工する手間と材料費がかからないんです。
そうすると、一般的な普及品のフローリングよりもコスト的には高くなりますが、工事を通してみると金額は少なからず落ちるわけです。
コスト面でも安くなり、仕上がりも当然高級感がでてくるわけですので当社ではいつもお客様にオススメしている床材です。
今回はもともとのフローリング材とその下の合板がかなり傷んでいたので、一枚12mmのフローリングを留めてそこに床無垢材を固定していく必要があったので合板を敷きこんでいきました。
実際の無垢材施工
一般的なフローリングと違うのは前述にもありますが、長さのあるビスで留める必要があるということ。
一般的な製品は専用のステープルないしフィニッシュネイルなんかで留めていくのですが、床材自体に厚みがあるため、普通のステープル等ではとめることができないんですね。
大工さんは扱いなれた人じゃないと施工は難しいかと思います。
写真のように端っこから床材をはりすすめて当然ですが一枚一枚手作業です。
無垢材は製品が現場に搬入された時点で多少の反りがあったりします。
しかも材料の長さは4mありますので、反りを上手くいなして貼り進める作業はなかなか難しいです。
この記事を書いている私も施工に加わることもあるのですが、なかなか骨の折れる作業と間隔が必要でした。
写真の中央あたりにある「あて木」で床材を側面からバシバシと叩き材と材とくっつけていき、廊下全体にはりすすめていきます。
その分仕上がりはとても良いです。
とても綺麗な仕上がりになります
やはり無垢材というとコストがかかるというイメージがあることをお客様からお聞きします。
ただ、耐久性や施工手間などを考えると、びっくりするような金額にはならないイメージでもよいかもしれません。
さらに仕上がりの高級感をみるとお客様は納得していただくことが多いです。
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