一年間の工事、お引渡しが近づいて・・
おはようございます。現場担当です。
時間の流れは早く今年の3月も終わりに近づき、いつの間にか新生活がはじまる4月になります。
この時期にバタバタするのはどの業界、職種でも共通なのではないでしょうか?
同じ業界の方や今家造りを考えていたり、すでに家造りを行った方ならこの新生活への境目にお引渡しになるタイミングであることはご想像がつくかと思います。
かくいう私も今週末にお引渡しになるお家があります。
最初のお打合せから約一年。
去年の6月はとても暑く、日が照る中で解体工事をしていたことを今でも思い出します。
夏の猛暑日が続くなか、例年外の雨が降り基礎工事が思ったように進まず建築機材を貸し出しているところから水中ポンプをかき集めて配筋検査をしました。
建前時にもポツリと雨が降っていましたが、上棟日にはカンカン照りで朝の7時にはとても暑くなり、大工さんやクレーンのオペさんと日陰に逃げて段取りを確認しました。
汗で前が見えない中で金物を取付ながらふと後ろを向くと、お施主様や近隣の方々の大勢がベンチに座って工事を見ていた事を思いだします(笑)
8月のお盆明けからいよいよ木工事。
自然素材の家はお寺と同じで一つ一つの作業に時間がかかることと、規模がでかいこともあり、外回りを塞ぎ内部の壁を起こし終わる頃には少し涼しい風が吹いていたことも記憶に新しいです。
9月半ばには壁・天井のセルロースファイバーを吹付ました。
吹き付けが終わり次の日には70坪以上あるお家の中が一気に涼しくなり、私含めて現場の職人さんが、外が暑くて家の中に逃げこんでいました。
そこから年末にかけて木工事~内装工事、年を越して今時分まで順調に工事が進みました。
驚いたのは真冬に氷点下を下回る日が続く中で、家の中でどの家庭にもあるような小さめのファンヒーターを1階で一台焚いた際には、現場内が暑くて上着を脱いで作業をしていました。
そこのお施主様にはよく同じ敷地内にある離れの建物に上がらせて頂き、お昼をごちそうになっていたことも、とても良い思い出としてあります。
敷地内の畑でとれたナスを素揚げしたものがとてもおいしくて今でも覚えています。
めちゃめちゃデカいおにぎりが机に15個ぐらい並んでいたときはビックリしました。
工事を進める中で各箇所の細かい部分や、もう少し手を加えると良くなる部分はお客様方とも相談して進めていき、最初から最後までお客様と進めた家造りでした。
この一年間お客様も大変な一年だったことだと思います。
やはりちゃんとした家造りはお客様も大変なものだと感じますので、
お引渡しが終わったらまずはごゆっくりして頂くように話をしようと考えています。
現場の私も工事自体は実際苦労する場面が何度もでてきましが、
その反面得たものも数えきれません。
あと数日ですが、最後まで気を抜かずに少しでも良くなるように努めます。
おしまい