定年後、自分らしく暮らすための家づくりとは?

人生100年時代、定年が65歳とすると、その後の時間は「35年」。その第二の人生を元気に過ごすための家づくりについて考えてみましょう。

定年後の「第二の人生」

今や人生100年の時代と言われています。

仮に65歳で定年したとすると、あと「35年」という時間があります。

現役時代の35年は、振り返ればあっという間だったかもしれません。

でも定年後の35年は「長くてゆっくり流れる時間」です。

人生が長くなったということは、子育ての時間より、定年後の時間は同等かそれ以上に長いということです。

この35年という時間は、「もう一度人生がある」と言っていい長さです。

以前は、定年後の時間は「老後」でした。

しかし今や、定年後の30~40年はただ老いていく時間を過ごすというものではありません。

第二の人生を楽しむために、どう暮らしていくかということがその人の「生き方」そのものになるといってもいいでしょう。

第二の人生を楽しく暮らすためには・・・

住み替え・建替え・リノベーション・リフォームなど、「これからの人生に合った家」にすることもポイントのひとつです。

家に求めることも若い時とは変わってきます。

若い時には考えもしなかった 体力や視力、聴力などの衰えや、記憶力、集中力、生活を楽しむことへの興味の低下も感じるようになります。

若い時に必要だった家と、第二の人生に必要な家は違ってきます。

若い頃は、「家族団らんのために広いリビングが必要」や「子供が大きくなってきたので一人一人の子供部屋が必要」などだったでしょう。

しかし定年後は、躓きを防止するための床の段差解消、廊下や階段の手摺などのバリアフリー化に始まり、ヒートショックを防止するための夏涼しく冬暖かい断熱性能を向上させた家、地震に強く安心して暮らすことができる家などがあげられるでしょう。

でも、一番大切なのは楽しく快適に暮らせる家かどうかです。

住む人の考え方の変化

定年するころに子供は独立して家を出ていき、「夫婦ふたりの暮らしになる」というケースも多いと思います。

結婚した当初、特に子育ての時期は夫婦の協力が不可欠で、同じ目標に向かって暮らしていたと思います。

しかし、定年後は、夫も妻も様々な経験の中で、「同じ価値感」以外に「独自の価値感」を持っています。

第二の人生では、夫と妻は「それぞれの人生」の主役で、「独立したふたりの個人」が共に暮らすということです。

第二の人生を仲良く充実した時間にするには、「夫婦の会話や時間を共にする」ことだけにこだわるのではなく、「一人の時間が持てること」「趣味も含めてプライベートの時間を充実できること」が大切だということです。

もちろん個人差がありますので、それぞれの想いにあった暮らし方を尊重しましょう。

「定年」はそれぞれの想いを確認するための良いタイミングだといえるでしょう。

「家族のため」だけでなく、それぞれがどう暮らしたいのかを考えていくことが大切になります。

そうすることによって、暮らしを楽しむことができるようになり、元気でお互いを思い合う優しい気持ちもうまれてくるでしょう。

そんな家づくりの「実行」はいつやればいいのか?

それは「できるだけ早く!」です。

引越しや工事する前に、長年溜まった物の整理や処分することが必要で、それは体力・気力を使う大変な作業です。

だから「できるだけ早く!」なのです。

それに、「これからの暮らし方」に合った家に変えるわけですから、家での暮らしを楽しむ時間はできるだけ早く始めたほうがいいに決まってますから!

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