ここでは応用編をご紹介します。色単体の持つイメージも2色以上の配色で、明度や彩度も変えて組み合わせると、様々な雰囲気に変化します。やみくもにカラーコーディネートすると、不思議な配色になってしまうことがあります。
法則に従って配色を組むことが重要です。
ここではクッションの組み合わせを例に、様々なイメージを組んでみました。
その配色例を見てみましょう。
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暖かみを感じる配色
太陽の光を連想させる黄色や、黄色に近いオレンジ系の色を使うと暖かみを感じる配色に。
はっきりした色(純色)よりも若干彩度を低めにして深みのあるトーンにすると暑さよりも暖かみを強調することができます。

暖かみを感じる配色

暖かみを感じる配色の例

彩度
涼しさを感じる配色
寒色系の色を中心としながら、青緑や緑みの青を使うと効果的。全体の明度(色の明暗の度合い)を高くすることで、爽やかさや涼しさといった印象を強調することができます。

涼しさを感じる配色

涼しさを感じる配色の例

明度
暑さを感じる配色
暖色系のレッドやオレンジをメインとした配色で、高彩度(色の鮮やかさ)のトーンを主に使用。
彩度や色相(色を特徴づける色味)に差を出して、コントラストをつけると効果的です。

暑さを感じる配色

暑さを感じる配色の例

色相

トーン図
上品さ、高級感のある配色
低彩度のグレイッシュなトーンで上品なイメージを、中彩度のダークトーンで高級感を演出可能できます。
彩度差(色の鮮やかさの差)を出すとより効果的です。

上品さ、高級感のある配色

上品さ、高級感のある配色の例
自然な雰囲気の配色
植物、大地といった自然を彷彿とさせる色を組み合せることでナチュラルな印象に。
茶系の色を用いる事でも風化や退色など、時間経過による色の変化を連想できます。

自然な雰囲気の配色

自然な雰囲気の配色の例
和風な雰囲気の配色
和風の色は、昔から身分の高い衣服などに使われることの多かった赤や紫など高彩度の色と、庶民的な印象の低彩度の2タイプ。コントラストは低めに、色相や彩度差をつけるとよいでしょう。

和風な雰囲気の配色

和風な雰囲気の配色の例
穏やかな雰囲気の配色
高明度の黄色や緑みの青、それに明度が類似する茶系統の色を組み合せると効果的です。
明度差(色の明暗の度合いの差)が小さくなることで境界の対比が弱くなり、おだやかで静かな印象の配色になります。

穏やかな雰囲気の配色

穏やかな雰囲気の配色の例
目立つ派手な配色
高彩度の赤系統の色を基調色に使うと刺激的な印象になります。また、補色関係にある色を組み合せることで、互いの色がより鮮やかな色に見え、とても目立つ配色になります。

目立つ派手な配色

目立つ派手な配色の例
*補色・・・色相環で正反対に位置する関係の色の組合せ

色相環で見る補色
黒や白を用いた印象的な配色
黒や白といった無彩色の色と組み合わせることで、合わせた色をより印象的に見せることができます。イメージを際立たせたいときに使えるテクニックです。

黒や白を用いた印象的な配色

黒や白を用いた印象的な配色の例
インテリアのイメージを決める参考にしてください。