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大規模リノベーションという選択肢があります。
ご閲覧頂き有難うございます!
自然派ライフ住宅設計では新築はもちろん、新潟県で大規模リノベーションも大得意としております。

築140年リノベーションで歴史を繋ぎました。
そもそも、新築で建てた方が良い場合とリノベーションで建てる方が良い場合というものはそのタイミングや家族構成、予算感等により大きく変わるわけですが、どちらが良いかをお客様と一緒に見極めていく過程を当社ではとても大事にしています。
その中でお客様が後々後悔することを避けるために、両方のメリットとデメリットを正直にお伝えしてます。
リノベーションよりも新築を建てた方が良い場合も勿論ありますが、リノベーションではどういったことが可能だったか、を知らないまま家造りを進めるのはもったいないのではないでしょうか?
これからリノベーションに関して実際に勉強会やセミナーに来て頂いたお客様にもお伝えしていることをご紹介します。
これは、全国の家を建てる側の工務店様に向けて当社で行っているリノベーションセミナーの内容でもあります。
この記事を是非最後まで見て頂き、新築のほかにもリノベーションという選択肢が増え、家造りの選択肢の幅を増やすことでお客様のご参考になれば幸いです。
自然派ライフのリノベーションとは?
そもそもリノベーションという言葉の意味はなんでしょう?
wikipediaより引用致しますが、
リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。 マンションの一部屋から一棟、また、木造・RC造・鉄骨造等、特に構造に関係なく行うことが可能。
ということなんですね。
大規模リノベーションとは今お住まいの建物を柱・梁等の構造材だけの骨だけの状態に戻すわけです、そうしますと今の建物を間取りから変更することができるわけですね。
ただ、それだけではなく【性能を向上させたり付加価値を与えることが目的】なわけです。
つまりお伝えしたいことは、【リノベーション=今のお住まい+付加価値】ということなんです。綺麗にするだけが目的ではないという事なんですね。
そして、当社での付加価値とは、家自体の性能・耐震と快適性、アトピー・喘息などの健康対策の事を言います。
もちろん、大規模リノベーションは工務店としてはかなり高い技術を求められます。
ですが、自然派ライフ住宅設計ではご安心頂ければと思います。
ここでは簡潔にまとめさせて頂きますが、大工を経て工務店の代表となり今までの中で何棟もの価値あるお客様のお住まいを大規模リノベーションさせて頂いてきた経験から、家中の柱一本一本から価値があるかどうかを見極めお客様にご提案しています。
価値がある部分を壊す必要はまったくありませんからね(#^.^#)
前述にもありますがこの技術はお客様だけでなく、全国の工務店様にむけてセミナーをしてお伝えしています。

全国の工務店に向けてセミナーをしている 代表 大沼勝志

業者様と現地で詳細打ち合わせ中
大規模リノベーションのメリット
前述が長くなりましたが、リノベーションのメリットをお話していきます。
当社で一番だと考えるメリットですが、
新築よりも見えないお金が掛からない。
まずはここですね。
といいいますかとても重要なので今回はここだけ重点的にご説明させて下さい。
少し難しい話をしていきますが、最後に要約していきますので、少しだけご辛抱を_(._.)_
図を絡めてご説明していきます。
この図はわかりやすく各方向への検討比較ができるようにしました。
ここからは、戸建てリノベの欄だと含まれていない【見えないコスト】という項目が新築の欄にあることをご理解下さい。

新築では見えないコストが含まれる。
では、見えないコストとはなんぞや?ということなんです。
お客様のお財布にも直結することですので、詳しくお話していきます。
くどい様ですが大事なポイントなので、一つ一つ書き出していきます。
実際に当社での物件にてリノベーションでかからないが、新築ではかかってくる金額を計算してみました。
【43坪の住宅工事で計算した例】
★見えてくる工事金額(工事内容により変動)
地盤改良費 約150万円
外構工事 約150万円
★見えないコスト
登記費用 約16万
不動産取得税 約8万
固定資産税
築3年間 約8万
4年から25年まで 約16万円
こういった見えないコストは合計約200万前後かかってくるわけです。
そして、固定資産税について少し掘り下げていきます。
簡潔にお話しますが、固定資産税は家を建ててから年数がたつと金額が引き下がっていきます。これは建物が古くなるにつれて資産価値(評価価値)が下がる事、それと、経年減点補正率というものが大きく関わるわけです。
*厳密にはかなり複雑な計算式があり、積雪量などの地域性も関わります。
そして、この経年減点補正率は25年で最大限下がります。
そこで最大のポイントなのですが、
新築するとこの減額が一年目の最大限の状態に戻ります。
つまり、築25年以降の建物にお住いの方は今の固定資産税の約4倍の支払になる(戻る)ということです。
しかし、【リノベーションは固定資産税が今のままなんですよ】。
ここまで具体的にお客様に教えてくれるメーカー様、工務店様は多くない(?)のかなと考えています。
その他にもリノベーションのメリットはこういったものがあります。
- 住んでいる方が家の欠点ががわかるので重点改良ができる
- 元々の価値がある家はそれを生かしていける(見極めが重要)
- 水回りの位置を気にされる方が多いが移動は簡単
- コスト調整を行う際に、比較的簡単に工事面積の増減で行えるため
予算オーバーした部分を性能を落とさずにできる事が多い - 一部を残して工事することでそこに住んだまま工事が進む
同時に家の進行を毎日みれるので安心感と楽しみが増える
人の感じ方の部分もありますが、当社でのリノベーションのメリットはこういったところとなってきます。
すいません。。
長くなってしまいましたね”(-“”-)”
ここまでを要約しますと、【リノベーションは数百万という大きい金額でお財布にメリットがある、その上で強い思い入れのあるお住まいを残せる】ということでした(^^♪
大規模リノベーションのデメリット
ここまでメリットを長々とお話させて頂きましたが、デメリットについても他では教えてくれない事まで詳細にお話していきますね。
まずは重要なところ!
前述にもありますが、
大規模リノベーションは工務店としてはかなり高い技術を求められます。
詳しくお話していきますね。
実際に施工できる業者様も限られます!
これは、設計や施工をする工務店だけの話だけではないのはなんとなくわかりますよね?
新築住宅の工事現場で普段からノミやノコギリを使っていたりする大工さんて昔は当たり前ですが、今はあんまり見ないですよね?
なぜかといいますと今はプレカットの技術が発達してすでに加工がされて現場に木材がくるので木工事を通して昔よりも材料に細かい加工する必要がないのです。
ただ、それでも今の住宅は問題ありませんし、じゃあノミで加工したら性能の良い家ができるでしょうか?それは違いますよね。
今の時代がそういった道具が必要なく、更に昔と比較して品質が一定に施工できるように進化しただけなのです。大工さん云々の話ではなりません。
ただ、リノベーションの現場は勝手が違います。
構造計算によって算出した上での話ですが、実際に現場を見てその柱を見て切り取って良いか?切り取った後はどうやって補填するか?補填した柱は上部で梁と接合、昔のお宅は基礎がないのも珍しくありませんが下部の接合部はどこにどうやって接合するか?ここまで見て判断しなければなりません。
これはリノベーションをする工務店の設計、現場監督もそうですが、大工さんにも求められる技術です。そうでなければ工事は進まないので規模によっては何年もずっと工事をしている事になります。
例えば新しく車をつくるとします。
そうなった場合に今の時代は工場で流れ作業で造りながらその都度、人の目で検査してでき上がっていくわけですが、何年と経過し古くなってきた車を外装(大枠)は変えずに新しくするとしたらどうでしょうか?
当たり前ですが工場の流れ作業では組み立てできませんし、車の一つ一つのパーツに対して知識が必要になることは言うまでもありません。
それも一人だけ知識があっても組み立ては進んでいかないのです。
組み立てをする為の説明書や設計図にどんな道具を使うかまで記載されていますか?あまりみませんよね。
とまあお伝えしたい事が書ききれなくなるので、その他に重要な事を記載していきますね!(^^♪
- 築年数により工事内容が変わる
- 坪単価で金額が測れない
- 技術と知識がないと追加金額を請求する業者もいる
*リノベは施工が難しく、床や天井の蓋を開けたら思っていたのと違ったので、
お金が足りない・・となるようです。
普通はありえないことです。 - 工期が長くなる
- 構造上難しい部分がでてくる
*型式認定のお家の増築
2階の増築
柱の無い工法・鉄筋コンクリート造の壁の移動
今の家の地盤改良
といった感じですね。
この中でお伝えしたい大事なポイントとしては、工期が長くなるということです。
これは、契約前にしっかりと現場調査を行いリノベーションをどこまでするか?
費用対効果を考えながら重要ではないことを削っていくことがとても重要なのです。それは、これにより工期も大きく変わるからです。
解体工事を例に挙げますが、全部壊すのと部分だけ壊すのではどう違うでしょうか?
一部だけを残して解体する時に大きな解体用の機械でゴリゴリと解体すればその一部も全部壊してしまうことになります。
ではどうするか?人力で残す部分を切り離して気をつけながら作業するわけです。
つまり、解体工事に限りませんがリノベーションの工事内容によっては、普通は機械作業する工程でも部分的に人力の作業がでてきます。
これも大きな工期が伸びる要素なのです。
つまるところ工事の流れにそって簡潔にしますと、
★【工事開始→人力解体→躯体解体→柱撤去→補強梁】
の工程分がまともに長くなります。
ただ、長くなるのは工期だけでなくお打合せもお時間をかけてじっくり行う事が必要になりますので、この期間も忘れてはいけません。
工事内容によっても大幅に変わりますが、何カ月と変わります。
すみません・・
また長くなってしまいましたね_(._.)_
ここまでの話を要約しますが、
【広い知識と高度な施工技術に加え、お打合せと工期が長くなる事がリノベーションのデメリットとなるわけです】。
ただ、このデメリットの技術や対策に関しては当社には自信があります。
是非一度ご相談下さい!
当社ではこれまでの経験や知識から全国の工務店やエンドユーザー様に対してセミナーを行わせて頂いています。
更にセミナー以外でも定期的に勉強会や展示会を執り行い沢山の方々からご相談頂いています。
今回の記事も複雑な内容ですのでこれに関してや、その他些細な事でも公式LINEやHPからお問い合わせ頂ければいつでもご相談頂けます!是非ご連絡下さい(^^♪
今後も情報発信していきますので、皆様の素敵な住まい造りのご参考になればとてもうれしいです(#^^#)