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無垢床材のワックスがけ!

床無垢材 ワックス掛け施工中
ご閲覧頂き有難うございます!
今日は先日新築工事にて、床材にワックスを塗装したのでメンテナンスの事を含めてご紹介していきます!
まずは、当社で床材の保護塗装に使用するワックスですが、
こちらのサンユーペイント様の【春風】という製品です。
今回は無垢床を活かすためクリアー色をつかいました。
インテリア専用のオイル塗装で、無垢床の呼吸をさまたげずに吸湿効果を落としません。
また、食品衛生試験にも適合しているのでカラダにも良い自然派塗料となります。
加えて撥水効果も持ち合わせ、塗装も簡単なので後々のメンテナンスがとても楽です。
メンテナンスのめどは1年ほどしてから撥水効果が薄れてきたと感じたときに塗り直すような流れが良さそうですね。
ワックスかけの準備と必要な物
後々のメンテナンス時に用意するものは、春風と雑巾とゴム手袋だけで大丈夫かと思います!
今回私は家中の床にワックスかけをするためかなりの面積になるので、効率良く施工するためにローラーで塗りましたが、メンテナンス時に家中を一気に施工することはないため必要に応じてで良いかなと思いました。

養生をして準備完了 赤松の無垢床
また、養生テープで床以外に塗らないようにしましたが、これはなぜかといいますと、新築時はまだ木が光で焼けていませんが、革製品等と同じで経年変化により木が焼けて飴色になっていきます。
ただ、新築時にワックスを無垢材に塗ると多少ですが木が焼けたような飴色に近づくわけです。
そのため、新築時には巾木などにワックスが付着して部分的に色が変わらないように養生をしています。
後々のメンテナンス時には新築時よりも木が良い色に焼けて経年変化してくるため、ワックスがついても色合いの変化はなくなってきます。
そのため、ある程度クロス等には付かないようにしないといけませんが、重要な部分以外は養生までしなくても良いかなと考えながら施工していて思いました。
実際に塗ってみて・・
実際に塗った後の写真がこちら↓↓
画像だとわかりづらいですが、白身の赤松が経年変化したようなきれいな飴色になりました!
とても綺麗に仕上がっています(^^♪
実際に塗ってみて私が思ったことですが・・
・臭いが全く気にならない
・半日経過後には乾燥しはじめている
・ムラが少なく高い技術が必要ない
・無垢材がかなり水分を吸収するが、塗料の伸びがとても良い
・ハネて珪藻土クロスについた塗料が雑巾でとれた
・サラサラとした無垢材の肌触りがなくならない
という感じですね(^^♪
これであればお引渡し後にお客様が施工しても問題なさそうです。
杉の床材にも塗ってみました
前述の画像は赤松の床材に春風を塗装しましたが、杉の床材にも塗ってみました。
杉材はとても吸湿効果に優れており、ワックスもかなり染み込みました!

春風施工前 杉床材
これが施工前のうずくり仕上をして木目を強調した杉の床材です。
塗装する前も綺麗に仕上がっていますが、数日前に施工してみました!
やっぱり写真だとわかりづらいかな・・
実際は木の風合いを残しながら少し経年変化したように飴色になりとても綺麗になりました!(#^^#)
棚板や造作家具にも!
当社では棚板や家具にも春風を塗装しています。

春風施工後 杉無垢板の可動棚
棚板に塗装するとこんな感じで床材の色合いに近づき統一感がでてきます!

杉板で造作したTV台
こちらは当社で造作した、無垢の杉板をしようしたTV台なのですが、天板はウレタン塗装で仕上その他の部分は春風を塗装しました。
ここはお子さんの遊び場になるスペースなので飲み物等をこぼしても良いように何度も重ねて塗りました(#^.^#)
後々のメンテナンスは大事になってきますが、革の財布やバックなどの経年変化を楽しむのと同じで、住宅も手を込めた分綺麗になっていきます!
一度めのメンテナンスは手探りなので大変ですが、一度やってみると次から作業にかかる時間も短くなっていきますので、根気よくやってみることをオススメします!